「100%必ず起こるリスクって何かご存知ですか??」
私は仕事柄、経営者の方からさまざまな「リスク」について
ご相談を受けます。
そのときによく冒頭のご質問をするわけですが。。。
会社を経営していればさまざまなリスクがあります。
たとえば、取引先の倒産・労働災害・原油の高騰etc。
ただ、数え上げればキリがなく、また「起こるリスク」すべてに対して
事前に対策をうつことはできませんので、起こりうる可能性の高いもの、
かつ重要性の高いものから対処していくのですが。
さて、そんな「リスク」のうち、100%必ず起こるものはなにか?
といえば、
それは「経営者の死」です。
最先端の医療技術をもってしても、人間である以上、
かならず「死」はやってきます。
「経営者の死」はその会社にとってもダメージの大きい
「重要性の高いリスク」ですから、
なんらかの手を打っておかねばいけません。
そして、まっさきに打つべき手として考えられるのが「遺言」。
いつかはかならず訪れる「死」というリスクに「遺言」という
最低限の対応をしておくことは経営者として当然のことといえます。
余談ですが、最近、私の事務所でも遺言のご相談が増えてきました。
数日前、どうしても「今すぐ書きたい」という某社の社長は
「書いてみると、いろいろ考えないといけないことがあるんだねぇ」
と感想をのべておられましたが、実際に書いてみると、
決めることが思いのほかあってビックリされる方が多いです。
それだけ、普段、「リスク」についてあまり深く考えていない
証拠だともいえますが。
さて、「経営者の死」が100%起こることだとすると、
「会社をだれが継ぐか」=「事業承継」の問題もいつか必ず起きる、
ということです。
そしてそれは、これまで日本を支えてきた中小企業にとって
大問題なのですが、ほとんどの経営者は「まだまだ先の話」という
軽い認識でしかありません。
起きてしまってからの解決するコストよりも予防するコストの方が
圧倒的に安くすむのですが。。。
そんな状況に危機感を感じたのか、
いよいよ政府がこの「事業承継」問題に取り組み始めました。
中小企業庁がまとめた「事業承継ガイドライン20問20答」 が
その手始めです。
「まだまだ先だから」
「ワシは死なない」
というお気持ちは良く分かるのですが、
そうは言っても「不死身」な人はおりません。
大掛かりなことは必要ありませんから、まずはカンタンなところ、
できることからはじめてみてはいかがでしょうか。
たとえば、上記の「20問20答」を読んでみる、
あるいはコッソリと本を頼りに「自筆証書遺言」を書いてみる、などなど。
やってみると意外に考えることや発見があるはずです。
その「第一歩」を踏み出すかどうかが、
会社の未来を分けるかもしれませんよ。
私は仕事柄、経営者の方からさまざまな「リスク」について
ご相談を受けます。
そのときによく冒頭のご質問をするわけですが。。。
会社を経営していればさまざまなリスクがあります。
たとえば、取引先の倒産・労働災害・原油の高騰etc。
ただ、数え上げればキリがなく、また「起こるリスク」すべてに対して
事前に対策をうつことはできませんので、起こりうる可能性の高いもの、
かつ重要性の高いものから対処していくのですが。
さて、そんな「リスク」のうち、100%必ず起こるものはなにか?
といえば、
それは「経営者の死」です。
最先端の医療技術をもってしても、人間である以上、
かならず「死」はやってきます。
「経営者の死」はその会社にとってもダメージの大きい
「重要性の高いリスク」ですから、
なんらかの手を打っておかねばいけません。
そして、まっさきに打つべき手として考えられるのが「遺言」。
いつかはかならず訪れる「死」というリスクに「遺言」という
最低限の対応をしておくことは経営者として当然のことといえます。
余談ですが、最近、私の事務所でも遺言のご相談が増えてきました。
数日前、どうしても「今すぐ書きたい」という某社の社長は
「書いてみると、いろいろ考えないといけないことがあるんだねぇ」
と感想をのべておられましたが、実際に書いてみると、
決めることが思いのほかあってビックリされる方が多いです。
それだけ、普段、「リスク」についてあまり深く考えていない
証拠だともいえますが。
さて、「経営者の死」が100%起こることだとすると、
「会社をだれが継ぐか」=「事業承継」の問題もいつか必ず起きる、
ということです。
そしてそれは、これまで日本を支えてきた中小企業にとって
大問題なのですが、ほとんどの経営者は「まだまだ先の話」という
軽い認識でしかありません。
起きてしまってからの解決するコストよりも予防するコストの方が
圧倒的に安くすむのですが。。。
そんな状況に危機感を感じたのか、
いよいよ政府がこの「事業承継」問題に取り組み始めました。
中小企業庁がまとめた「事業承継ガイドライン20問20答」 が
その手始めです。
「まだまだ先だから」
「ワシは死なない」
というお気持ちは良く分かるのですが、
そうは言っても「不死身」な人はおりません。
大掛かりなことは必要ありませんから、まずはカンタンなところ、
できることからはじめてみてはいかがでしょうか。
たとえば、上記の「20問20答」を読んでみる、
あるいはコッソリと本を頼りに「自筆証書遺言」を書いてみる、などなど。
やってみると意外に考えることや発見があるはずです。
その「第一歩」を踏み出すかどうかが、
会社の未来を分けるかもしれませんよ。