私のブログ でも少し触れましたが、最近日本の伝統工芸に触れる機会が多い。

お茶屋さん、染師、陶芸、紙すきなどです。

着物の染師でも食える人、食えない人。陶芸家もそうだし、紙すき職人でもそうだ。
日本の伝統工芸は、いわゆる職人が自己満足の世界から発展したような帰来がある。

昨日も紙すき職人とお話したが、
「お客が何を求めているか?を知らないと益々廃れますよ。」とアドバイスしたが、
あまりピンときていないようだ。

職人の世界は、サンプルや見本などは皆無な世界だし、
ダイソーで売っている陶器と作家のウン万円の陶器との違いを
はっきりさせないとお客の支持は得られない。

外国は、作家には必ずその作品を売り出すエージェントがいる。
作家は、売るプロではないのだ。

ただ作品を制作し、画廊などで販売する時代は終わった。
やはり、ちゃんとしたコンサルなどについて売れる仕組みを作らなければ、
どんないいものを作っても日の目を見ないで終わってしまう可能性が大である。