アナタは『ドッグイヤー』という言葉をご存知ですか?
 これは英語の dog year のことで、そのまま「犬の年」という意味です。
 といっても、今年の事、つまり『戌年』のことを言っているのではなく、
 犬の人生(この場合は”犬生”とでも言うのでしょうか?)における、
 1年の事を指しています。

 犬の1年は、人間の7年に相当するといわれています。
 つまり、生まれて3年たった犬は、人間なら21歳にあたる。
 という訳。
 
 ワタシが居るコンピュータ業界や情報通信業界といった、
 いわゆるITの世界、特にインターネットの世界は、
 ものすごく進化が速いです。
 たとえば、パソコンなら、新作が出ても、3ヶ月後には既に前の型で、
 立派な中古になってしまう。
 たとえば、ネットにおける手軽な情報発信のツールの変遷は
 ホームページからメールマガジンへときて、最近はブログが一番の人気と
 なってきています。
 ブログに関して言えば、昨年から一般的になってきたようで、
 今年はさらに、その活用が進んでいくのは必至でしょう。
 (もっとも、ワタシは、既にブログも目新しさはなく、次に来るものに
  注目しています。これについては、またの機会という事にいたします)
 
 このように、IT業界は、他の業界の何倍ものスピードで技術が進歩して
 きた。そのため、IT業界の1年は、他の業界の7年分に相当する。
 という意味で、最近、ドッグイヤーと呼ばれることが多くなってきました。
 
 確かに、よく考えてみてください。
 パソコンがブレイクしたきっかけは、マイクロソフト社の
 Windows95の登場によるところが大きいのですが、それは名前のとおり、
 1995年に発売されたものなので、まだようやく10年経っただけなんです。

 携帯電話も同様で、登場してようやく10年余り経過しただけなんです。
 しかし今やITは、既に生活に溶け込んでおり、しかも今では、
 更なる機能を盛り込んで便利性を図ろうとするメーカー側と、
 ちょっとやそっとでは、既に驚かなくなってしまっているユーザー側
 といった図式ができており、そうしたユーザーに、いかにして買ってもらう
 かを各メーカーがしのぎを削っている。といったことになっております。
 
 そう、『ドッグイヤー』なIT業界のスピードが、世間一般の時計の針までも
 『ドッグイヤー』なスピードに進めてしまい、今や皆が溢れて襲い掛かって
 くる情報の波に揉まれながら生きているのです。
 
 
 こうした『ドッグイヤー』を生きていくには、もはや、
 自分で全てを勉強して備えていくというよりも、各専門の人を揃えて、
 必要時にそうした方たちと対応していく。
 
 という方がコスト、労力など、いろんな面で効率的なのです。
 
 この『コラボレート・ビジネス・サロン』では、そういった、
 各分野の方たちとの交流の場もどんどん設けていきたいと思っております。