ご存知のように、日本の携帯電話の進化は目覚ましいものがあります。
 ”カメラ付き携帯(写メール)”
 ”TV視聴機能付き携帯/ラジオが聴ける携帯”
 そして最近の主流は、
 ”おサイフ携帯”と”ミュージックプレイヤー機能付き携帯”
 ということになっています。
 
 今後、携帯電話に関連した事で言えば、
 ”ワンセグ携帯”
 ”携帯番号ポータビリティ制度”
 といった言葉がキーワードとなり、
 依然として携帯電話に関する話題は尽きないことでしょう。
 
 
 ところで先日、
 「携帯からのネット利用がパソコンを上回る」
 という記事がありました。
 
 この記事の詳細を見ますと、どういった端末からインターネットを
 利用しているか、という点については、パソコンユーザーが6,601万人、
 携帯電話・PHSユーザーが6,923万人となっており、
 このうち両方を使うユーザーは4,862万人で、
 パソコンのみ使うユーザーは前年より521万人減少。ということで、
 携帯電話でのネット利用が拡大している状況が明らかになってきています。

 世代別では、10代(13歳以上)および20代のユーザーの6割以上が
 携帯電話からネットを利用している、となっています。

 
 実はこうしたスタイル、日本独自と言ってよいものなんです。
 確かに20代以下は、
 ・パソコンを購入する資金がない。
 ・携帯電話の操作に抵抗がない。
 といった理由から、ネットを携帯電話で利用するという側面はあります。
 
 あと、携帯電話が使われる理由としては、場所を選ばないということが
 挙げられますね。
 電波さえ届いていれば、どこでもネットに接続できるわけですから。
 
 こうした背景からか、日本では携帯を使ったネットサービスビジネスが
 多くなってきています。
 ネットに関する事というと、何でもアメリカが最先端を行っているという
 感覚があるかと思いますが、実は日本は、たとえば回線のスピードは、
 世界的に見れば非常に進んでいるんです。一番速くて、料金も一番安いです。
 光ファイバーがほぼ全国に普及している国なんて、世界中を見渡しても
 他にないんです。これはアメリカや韓国が当分追いつけないレベルです。
 
 ですから、今後ますます拡大していくであろう携帯電話ネットビジネスで、
 デファクトスタンダードとなるビジネスモデルを確立できれば、
 それは、日本だけでなく、世界の標準となり得るかもしれません。
 
 
 ところで、この携帯によるネットの普及というのは
 日本の大きな特徴なのですが、
 実は携帯によるインターネットが流行っている国には、
 面白い共通点があります。
 
 それは「お箸の国」だということ。

 日本、韓国、中国、シンガポールなど、携帯によるネットが流行っている国
 というのは、どこも箸文化の国なんです。
 親指で器用に携帯のボタンを押すのは、普段からお箸を使う人じゃないと
 難しいということなんでしょうか?
 
 この話、結構面白いと思いませんか?
 この話をすると、けっこう「へぇ~っ」って言われると思いますので、
 一度使ってみて下さい。(笑)