大変なことになっていますね。
2日位の遅れだと思っていたらこのザマです、どうも!
アル中モードに入っています、今月は毎晩の記憶が定かじゃないくらいに入り浸ってますぜ。
ということで、なんとか続きを。。。
-------------
映像ファイルを再生すると、コンテナの中いっぱいに暗闇が広がった。
コンテナの隙間から差し込んでくるナイフのような鋭さを持った光が、強調されたように床に転がっている。その光がなければ、まるで自分も暗闇の世界にいるように感じてしまうような、そんなリアリティを持った暗闇だった。
僕の頭に子供のころの思い出がよぎった。
それは僕が幼稚園のころだろうか、まだホロスクリーンが未完成状態にあり、裕福な階層の人しか買うことができなかった時代の話だ。
TVでは「ホロスクリーン」なるものが発売されたといっていた。その頃はまだ政府チャンネル以外の民間放送があり、僕はその「ホロスクリーン」の特集に見入っていたのを覚えている。
詳細な記憶は残っていないが、TVでは『ホロスクリーンは直径50センチの球体型投影機さえあれば、どんなスペースにも映し出せる』ということ、『広いスペースがあればまるで別場所にいるような感覚を味わえると』ということ、『今後、ホロスクリーン用の映像ファイルが急増するであろう』ということを言っていたのを覚えている。
子供ながらに、アニメやゲームやそれから映画なんかも本物みたいに見れたらすごいな、と思っていた。
確か、その番組放映の次の朝だ。
ホロスクリーン映像のホラー映画でパニックを起こし、自殺をしていた人が3人いたことが報道されたのだ。
前の晩、僕は番組をみてえらく興奮していた。夢がぐんぐん広がった。
その翌日にそれは恐怖に変わってしまった。
僕はその一瞬の戸惑いを、一瞬の恐怖を払いのけるために、ホロスクリーンの投影サイズを小さくし、ヴォリュームも極力小さくした。
普段、映画を見るときくらいしか使用しないこのホロスクリーンは、投影サイズも最大、ヴォリュームも最大になっているのだ。
幸い、突然大きな音がなることはなかったので、それで幾分落ち着いた。額の汗(知らぬ間にずいぶんと汗が出ていた)を拭い、再度、夏の暑さに生暖かくなっているソファに腰を下ろした。
目の前に1メートル四方ほどの小さな世界が広がる。円形に暗闇が切り取られ、その中に人一人(おそらく健太郎だろう)とゴジラがたっている。心なしか、サムネイルで見たときよりゴジラが大きくなっているような気がした。
このサイズだと顔はまったく確認できない。
人の大きさは30cm位だ。彼はコチラに背を向けている。その彼を横から見下ろすように、ゴジラはたっていた。
僕はスクリーンを180度回転させて彼と向き合う形にし、そして少しずつ拡大してみた。
紛れもなかった。
いつも通りのさえない、気の抜けた面持ちで健太郎が立っていた。
すでに再生から2分はたっている。しかし、時々健太郎の肩が大きく上下する以外に、変化はまったくない。健太郎は時々深呼吸をしながら、何かを考えているようだ。
ゴジラはただ、物憂げに健太郎を見下ろしている。
僕にはただ見守ることしかできなかった。
いや、まずはまだ頭の片隅にある「Mr.ホネック」というキーワードを排除し、なぜこんなことが起きているのかを考えなければなるまい。
2日位の遅れだと思っていたらこのザマです、どうも!
アル中モードに入っています、今月は毎晩の記憶が定かじゃないくらいに入り浸ってますぜ。
ということで、なんとか続きを。。。
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映像ファイルを再生すると、コンテナの中いっぱいに暗闇が広がった。
コンテナの隙間から差し込んでくるナイフのような鋭さを持った光が、強調されたように床に転がっている。その光がなければ、まるで自分も暗闇の世界にいるように感じてしまうような、そんなリアリティを持った暗闇だった。
僕の頭に子供のころの思い出がよぎった。
それは僕が幼稚園のころだろうか、まだホロスクリーンが未完成状態にあり、裕福な階層の人しか買うことができなかった時代の話だ。
TVでは「ホロスクリーン」なるものが発売されたといっていた。その頃はまだ政府チャンネル以外の民間放送があり、僕はその「ホロスクリーン」の特集に見入っていたのを覚えている。
詳細な記憶は残っていないが、TVでは『ホロスクリーンは直径50センチの球体型投影機さえあれば、どんなスペースにも映し出せる』ということ、『広いスペースがあればまるで別場所にいるような感覚を味わえると』ということ、『今後、ホロスクリーン用の映像ファイルが急増するであろう』ということを言っていたのを覚えている。
子供ながらに、アニメやゲームやそれから映画なんかも本物みたいに見れたらすごいな、と思っていた。
確か、その番組放映の次の朝だ。
ホロスクリーン映像のホラー映画でパニックを起こし、自殺をしていた人が3人いたことが報道されたのだ。
前の晩、僕は番組をみてえらく興奮していた。夢がぐんぐん広がった。
その翌日にそれは恐怖に変わってしまった。
僕はその一瞬の戸惑いを、一瞬の恐怖を払いのけるために、ホロスクリーンの投影サイズを小さくし、ヴォリュームも極力小さくした。
普段、映画を見るときくらいしか使用しないこのホロスクリーンは、投影サイズも最大、ヴォリュームも最大になっているのだ。
幸い、突然大きな音がなることはなかったので、それで幾分落ち着いた。額の汗(知らぬ間にずいぶんと汗が出ていた)を拭い、再度、夏の暑さに生暖かくなっているソファに腰を下ろした。
目の前に1メートル四方ほどの小さな世界が広がる。円形に暗闇が切り取られ、その中に人一人(おそらく健太郎だろう)とゴジラがたっている。心なしか、サムネイルで見たときよりゴジラが大きくなっているような気がした。
このサイズだと顔はまったく確認できない。
人の大きさは30cm位だ。彼はコチラに背を向けている。その彼を横から見下ろすように、ゴジラはたっていた。
僕はスクリーンを180度回転させて彼と向き合う形にし、そして少しずつ拡大してみた。
紛れもなかった。
いつも通りのさえない、気の抜けた面持ちで健太郎が立っていた。
すでに再生から2分はたっている。しかし、時々健太郎の肩が大きく上下する以外に、変化はまったくない。健太郎は時々深呼吸をしながら、何かを考えているようだ。
ゴジラはただ、物憂げに健太郎を見下ろしている。
僕にはただ見守ることしかできなかった。
いや、まずはまだ頭の片隅にある「Mr.ホネック」というキーワードを排除し、なぜこんなことが起きているのかを考えなければなるまい。