どうも。

今日は夕日が綺麗でしたね。

いえいえ、サボっていたわけじゃないんです。

この3日4日、毎日泥酔していたんです。

こんなだめなボクを許してください。

いま、頭を床にこすり付けてます、あやまってます。

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・・・・・・・・・・・いよいよ血が出てきたのでこの辺で勘弁してください。。。


ちゅうことで「2104」、誰も読んで無くても続き書くぞおりゃあ!!

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夢を見てしまった。

全く本当に意味の不明な夢だった。

そこは真っ暗がりな場所で、冷やりとした空気が漂っていた。重みの無い透き通った冷たい空気であった。

いつか僕の類稀なる才能が認められ、宇宙移民計画のメンバーに選ばれてスペースシャトルで宇宙までひとっとびしたら、きっと宇宙の真空にこのような種類の空気を感じ取るに違いない!

でもどういうわけか、僕にはまだ移民計画のメンバーに選ばれたという通知が来ていない。きっと何かの手違いでもあって遅れているんだろう。


うむむ。


とにかく、夢の話をしよう。そこは本当に真空とも思えるような薄く冷たい空気で出来ていた。そしてそれは僕に、ブラックホールの中の空間を連想させた。

そのせいで、目の前に現実的に、具体的に存在している縦に並んだ石柱は、同時にその冷ややかな空間が作り出している非現実的な幻想のようにも思えた。あるいはその石柱は、僕が本物だと思えば本物であるし、幻想だと思えば幻想であると決まるような気がした。そして実際にそれは本当だった。

その空気が作り出す矛盾した空間は、矛盾が矛盾しうるだけの機能を果たしていた。いや、そんな気がしただけなのであるが・・・そんな気がした以上、そこではそれが真実なのである。

いや、それが真実かどうかは分からないのだが、何もかもを不確かに感じてしまうような薄っぺらい空気が作り出すこの空間では、「コレはこうだ」と思ったら「ソレはそう」でしかないのである。何せ、確かなものなど何一つとして見出せない空間なのだから。

いやいや、正確にはそんな気がしただけなのだが。


僕の目前に、その石柱のてっぺんが円形の足場となって、5、6メートルの感覚をあけて縦に並んでいた。それは怪しくぼんやりとそこに並んでいる。スポットライトで照らされているかのように、その石柱だけがぼんやりと目に見る事ができるのだ。

しかし、上を見てもスポットライトはなくまっくらで、下をみても石柱の途中までが見えるだけで、その下と周りは一切の闇が巣食っていた。まるで世界に黒ペンキが降ってきたが、なんとかその大事な大事な石柱だけは守り通したというようだった。


果たして、今僕の周りにはこの石柱しかない。渡ろうか、渡るまいか。しばらく思案してみた。渡るのはさぞかし危なかろうという事は、僕の持ち前の考察力ではっきりと分かった。だが、最終的に僕は渡る事に決心する事になったのだ。だがそれはもっと後の話である。



僕は思案している途中にあることに気づいた。僕のすぐ横で、荒く太い息遣いが聞こえるのだ。

当然、肝の据わった僕であるから、たいして同様もせずに横を向いた。もし、僕が鹿ちゃんだったら、さぞかし驚いて、それでも驚いていない振りをしている事だろう。しかし僕は優れているので、驚かなかった。

「フー、フー」

という大きな息遣いをしてそこに突っ立っていたのは、かの有名な破壊神「ゴジラ」だった。

ゴジラは僕と調度同じくらいの大きさだった。

いや、勘違いして頂いては困るのだが、決して僕が大きくなっていたわけでもなければ、ゴジラが小さくなっていたわけでもないのだ。

確かにゴジラはビルよりも大きかったし、僕はビルよりもはるかに小さかった。双方とも確かに現実的な大きさだった。しかし、ゴジラは僕と同じくらいの大きさだった。

「なんだなんだ、そんな矛盾があるか」

と馬鹿にされてしまいそうであるが、先ほども石柱の説明の際に申し上げたように、ココの空気に限っては非現実的な現実が実際に存在しうるのである。

あるいはゴジラが小さくなったのだと思えば確かにゴジラが小さい気がするし、あるいは僕が大きいのだと思えば僕が大きい気がしてくるのだ。でも実際にはどちらでもない。どちらもあるべき大きさでそこにいる。しかし、その冷たい空気がもたらす作用によって、それはその人の気に対応して臨機応変に現実的にも非現実的にもなるのである。ゴジラが小さい気がすれば、ゴジラは非現実的な大きさだし、僕が大きい気がすれば、ゴジラは現実的な大きさなのだ。


「こうしてずっとココに佇んでいるだけなのだ、おれは。」

ゴジラは視線をずっと石柱のほうに向けたまま口をきいた。

「破壊神だ。だがここに破壊すべきものがあるだろうかね。」

ゴジラは相変わらずタンタンと低い声でしゃべっている。まるで酔っ払った中年男性が誰に話しかけるとも無くつぶやくように。

ゴジラは決して誰にしゃべっているわけでもなさそうだったが、僕は親切心から話しかけてあげた。

「とりあえずは目の前に石柱がならんでございますが。」

僕の声は一直線に進んだ。調度真空でまっすぐに投げたボールが、そのまままっすぐに同じスピードで進んでいくのと同じように。そこには空間的な屈折や広がりは一切無い。

「そんな事は知っている。」

かわってゴジラの声は全ての空気を振動させた様に完全な音で響いている。それは音量がデカイとかの問題ではなく、全ての空気が一挙に同じ振動でゆれているといった具合である。その声でゴジラは続ける。

「しかし、考えたのだ。この石柱を壊せば、俺の存在意義は明確な位置づけになる。だが、それで終わりだ。そこには何も残らない。もう俺の存在意義は無くなる。はて、どうしたものか。」

「うむ。確かに。ごもっとも。」

確かにそれはそうだ。今をとれば明日は無くなる。

しかし、明日の為に今何もやらなければ、ゴジラは何のためにココにいなければならんのやら。

ゴジラの存在が今、矛盾の真っ只中にいた。

「さて、たいへんですね。何かいい案がないものか、僕が考えてあげましょう。僕はきっといい案を思いつく気がしますよ。」

「フーフー、そうかい?そういう気がするんなら、思いつかなきゃ嘘だな、だって思いつくはずなんだからな。」

そうしてゴジラはじっと石柱を見つめる事に専念したようだった。もっとも、もともと話している間中も、ゴジラはそこにそのように置かれた人形のようにずっと石柱を見つめ続けていたのだけれども。

だれかが動かしてやらなければ、けっしてそこを動かない人形。まるでゴジラはそんな感じであった。そしておそらくそれを動かすのは僕であろう事はおのずと分かった気がした。


こんな夢を見たことをゴジラ崇拝の鹿ちゃんに話したら、きっと鹿ちゃんは悔しくって目が血走っているにも関わらず、悔しくなんかない振りをするに違いないのである。


しかし、それができるのはこの夢がさめてからである。

その後もまだ夢は続いていく。

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