明日の記憶 荻原 浩 | 書評 読んでみんさい、この本!

明日の記憶 荻原 浩

 「こだくさんさん」あらため「7Kids-Fatherさん」です。

 子供7人、7人ですよ!あと5人で国民栄誉賞。

 日本国民の鏡のような方です。コメントも切実です。

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 現役の広告代理店の営業部長が主人公。娘の結婚式を前に突如として身に起こった若年性アルツハイマー。認めたくないが認めざるを得ない記憶の障害。


 セカンドライフを悠々自適に過ごす夫婦もいれば、この主人公のように自分の将来に不安を抱えながら、限られた時間をいかに大切に過ごしていくか。


 他人事とは思えないこのアルツハイマーという不可解な病いと戦っているこの小説は、現役バリバリのお父さんに読んでいただき、ご一考願いたい。静かな感動が読み終えた後にやってきます。


7Kids-Father


荻原 浩
明日の記憶