兄の居なくなった後、 やらなければならない事がたくさん残されていた。
兄が借りていたU〇賃貸契約の抹消。
部屋を空け渡すのが2週間後に決まり 大きな物は処分が大変なので専門の業者にお願いした。
契約していたライフライン等の解約をした。 → その諸々の請求書が毎日のように送られてきて都度コンビニに通った。
母の転院の話もゴタゴタ続きで頓挫していたので再開し、面談後やっと転院先の病院が決まった。
実家の不動産関係の事。
6月末に契約書を交わし、その後売却の決済が済んでいなかったので話が宙ぶらりんになってしまった。
兄は生涯独身だったので相続人は入院中の母親のみである。
近々決済の予定があったのでとりあえず急ぎ、資料を集めて 法務局に自ら出向き 土地&家屋の相続手続きを 行った。
(法務局での手続きはHPで調べてみて以外にも自分でできそうだったので・・・)
同時に『法定相続情報証明制度』の申請も行った。
その後は、仲介の不動産屋が何とかして決済できないか模索していたが、生憎コロナウィルスの蔓延期にあたってしまい入院中の病状が安定しない母の事、どうにもならない状態となり そのまま現在に至っている。
空き家になった実家の火災共済(保険)の解約。
兄が J〇 にて契約したものだった本人が亡くなって、家の権利を母が相続したことで今度は母との契約の続行になると言われた。
何度も支店に掛け合ったが母本人が支店に出向き解約しないとダメだと言われて本当に困った。
母が入院中でしかもコロナで面会禁止となっている旨を話したが一向に聞き入れてもらえなかった。
しかも、売却も完遂されていないので保険金をずーっと母が払い込みしなくてはいけない状態だと言うのである。
契約者は兄なので母が払うというのはおかしな話だ、と言い張ったが頑なに断られてしまった。
幸い、この話は半年くらい後に税理士からの一声で無事解約へと話が進んだ。 ~今は安心している。
所有していた車のローンの支払いが残っていたのでそれを完済しその後売却へと話を進めた。
数種の銀行の預金を母(相続人)の口座へと移す手続きをした。
これもまた母が入院中の為苦労した、
年金事務所で兄の未払いの年金があった為、請求の手続きをした。
兄の四十九日から一周忌法要まで約一年間の間、もっと さっさと手続きが終わると思っていたのに、
母が入院しているというだけで一層面倒な事が多かったように思う。
そしてその年、2020年の秋に私自身が裁判所から裁判員候補者に選ばれたという手紙を受け取り、
明けた2021年1月~約1年間は裁判員の事まで考えなくてならなくなったのである。