最近は花粉だけでなく黄砂もありますが
蝶々もあちこちで見かけて
ホンワカ春モードですね照れ

前3つの記事で
①陽の戦略的思考
②陰の戦略的思考
③陰陽重ねた時に見える逆理の活用
を書いてきたのですが

ちょうど鬼滅の刃の放送も
上弦の鬼など、佳境に入ってきましたので
じゃあ、もうちょっと鬼気迫るモノを
2024年の12星座占いの前に
ちょっと書いてみようかなぁと

もちろん、個人の見解ですし
私は漫画アニメには興味が薄いので
(子供が喜ぶから見る、という感じ)
ふーん、そういう考え方もあるのねーって
お気軽にお付き合いいただければ幸いです

※以下、ネタバレNGの方はリターン推奨です





まず、上弦の弐の童磨さんについて
喜怒哀楽(気分)と心の区別がつく方にとって
彼が完全な虚無の世界の住人だということは
簡単に理解できることと思いますので
このへんは割愛

「虚無=0」
0には何を掛けたって0のままです
恐れさえないという面では無惨さまを超えていて
ある意味、メンタル最強の鬼です

12ハウスの意味(3ハウス)で書いたように
特異点を見つけられなかった彼は
人格形成そのものに失敗します

勝ち負けや気分しか理解できないので
何をしても何を食べても満足することが
彼には「絶対にできないこと」です

なので「餓鬼」のように浅ましくなります
またそんな状態さえ全く自覚できないので
優雅な自分を演出しています
カナヲの言う通りで「バカみたい」

この異常な浅薄さと認知の歪みは
普通にサイコ系の特徴ですね
簡単に言うと「1人の限界」

ここが生来の優しさを捨てきれなかった
黒死牟との違いかなぁ
彼の中には眩しすぎる特異点が
ガッツリありましたから

話を戻しまして、童磨さんは
絵にかいたような
強度の人格破綻者なんですが
その弱点をよく知っていた人物は
実はカナヲではなく
医師の心得のあった胡蝶しのぶさんです

精神科医という言葉の通りです
隊士のケアばかりしていたので
読者の盲点になっていると思いますが
確かに那田蜘蛛山編で、鬼にいくつかの
精神分析的な質問や投げかけをしています

医学は当時、あまり進んでいなかったので
心理学の応用という方が正しいかも

様々な鬼たちの反応を見て
おおよその性格的な傾向は
想像できていたと思います

次に、しのぶさんの謎な点
「蟲柱」という言葉の意味を考えます

カナエとカナヲは「花の呼吸」だったのに
しのぶだけは「蟲の呼吸」です
蝶は花の蜜を吸うものですが
チャドクガなどのヤバイ害虫は葉を食すので…
(蛾は毒性があるものが10種類以上)

最愛の姉カナエゆずりの衣装や髪飾り
しぐさや表情でカモフラージュしていますが
心の奥は爆発しそうなほどの
怒りや復讐心でいっぱい

天女のお面の下に夜叉がいるのが童磨で
天女のお面の下に般若があるのがしのぶです

一見、いじらしい少女による
命がけの仇討ちのような印象の
童磨VS蟲柱の戦いですが
謎の部分を繋げると、かなり強烈です

両者の違いは、鬼と人間
夜叉は異教徒を食べる人食いの鬼で
般若は怒りや怨恨に狂う人間

このへんまではまぁ、わかる人にはわかってたと
思うのですが、ここにまた一味入れるのが
私のクロスオーバー癖なんでございます

しのぶさんは、お舘様に1人で呼ばれていました
あれ、何の話をしていたと思います?
炭治郎達の推薦だけ?
イヤイヤまさか、般若状態ですから

薬品の入手ではないでしょうか
毒の素材だけではなく
強烈な麻酔薬…モルヒネの入手です
1800年代には日本でも使用されました

鬼滅の刃の時代(1900年代)には
モルヒネ中毒者による死亡例も実際ありました
今でも終末医療などで使用されますね

しかし、モルヒネとは何かというと
アヘンの主成分です
アヘンというとキセルのイメージですが
注射でも摂取できます

吐き気、眩暈、便秘などの副作用は
いろいろとありますが
毒と混ぜたら童磨にはわかりません
アヘンを摂取したことがないから…

鬼は栄養価の高い人間を好むため
アヘン中毒者がいたとしても食べてないでしょう

なので、しのぶさんは
戦いの序盤から、モルヒネ混合の猛毒を
少しずつ注入していったと思います
そしてしのぶさん自身も
1年かけてモルヒネ交じりの猛毒を
摂取していたと思います

そうでなければ、任務もできませんし
鬼に自分自身を
「残らず食べさせる」ことができませんから
途中で吐かれたら意味がないのです

しのぶさんは戦闘中にカナエの幻影に
叱咤激励されていますが
あれはたぶん副作用の幻覚作用だと思います
あの段階では、まだ死の淵には
まだ少し遠いからです

復讐心の狂気が生んだ幻は
あの世阿弥が自身の最高作(上花也)と自賛した
夢幻能の傑作「筒井筒」の幽鬼のように
自分の心の特異点を見るような
とても美しく厳しいものでした

とても悲しく、暗く黒く
それでいて千切れそうに美しいですね

普通のバトル漫画の
毒使いのエイヤー復讐劇ではなく
夢幻能を入れてくるあたり
実に艶やかな演出だなぁと感心します

だから、戦いも舞台のような造りの
美しい場所となっているんでしょうね

華麗に見事に、燃え尽きる蟲柱の姿は
焚き火に群がる蛾の舞う姿を描いた名画
速水御舟の「炎舞」とも重なります
氷鬼の童磨との対比もですが
ヒノカミカグラの炎舞とも一致します

そして討伐後、童磨は蟲柱と再会します
「これが恋かなぁ?ねぇ!」
自分が大量のモルヒネで
錯乱状態の幻想を見ているとも知らず
大喜びの童磨さん…

いや、それただの錯覚だから…

※二次創作系などで、この2人に
夢を抱いている方には申し訳ありません💦

「世界にはバカしかいない」
と根拠のない自信に満ち溢れていた
人格破綻者の教科書どおりの鬼が
何ひとつ気づかない、ただの愚か者に
なり下がった瞬間でもありました

知らずにラリってる人格破綻者なんて
知性の世界の最下層ですから…

しのぶさんの「まだ、まだまだ足りない」ような
表情もスパイシーなんですが
毒の情報が無惨に行っていないかどうか
(鬼サイドが気づいていないかどうか)
ちゃんと気にかけている強い責任感には
煉獄さんの「責務を全うする!!」と
同じものを感じます

なぜしのぶさんだけが蟲の呼吸で
なぜ童磨さんが突然に恋を知ったのか
医療関係者のタブーを超えた発想や
ある程度の雑学がないと
モルヒネなどの存在に気付かないんですよね

モルヒネ=morphine
蝶(モルフォ)=morpho
スペルもそっくりですね🦋

でもきっと、この幕で一番に気付くべきなのは
蟲柱の奥義…
強いて言えば「炎舞」ではないでしょうか

では、なぜこれを作者様が
誰にでもわかるように描かなかったのか?
というと、世阿弥の言葉(風姿花伝)にあります

「秘すれば花なり 秘せずは花なるべからず」

蟲柱はちゃんと花柱だったのですよね
けして、わかりやすくはないけれど🍵

この傑作がアニメでどう表現されるのか
BGMなど本当に楽しみです

この記事で何が言いたいかというと
戦略的思考④ヒントを掛け合わせて
様々な別の方向の智慧知識から
答えを導き出す「クロスオーバー」の手法です

占星術師などには欠かせない思考法なので
(これができないと線が面になりません)
未来予測を目指される方には
ぜひ、知識欲を旺盛にして
クロスオーバーの才能を磨いてほしいなと

星はそのまま見たら
基本的にはヒントしかくれませんから
頑張って、このような感じで
謎解きしていきましょう!という記事でした

もう少ししたら2024年の占いを始めたいです
あんまりギリギリだと
予想の範疇になってしまって
未来予測になりませんので
今年は早めに頑張ります🍵

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