
この論文は世界で初めて
頬骨再手術を分析し
再手術のガイドラインを
提示した論文で
頭蓋顔面輪郭手術の
世界的権威を持つ
国際学術誌「SCIジャーナル」である
Journal of Craniofacial Surgeryに
発表した論文です。
韓国で行われている
顔面輪郭手術の中で
副作用が最も多い手術が
頬骨手術です。
チェボンギュン院長は
再手術専門院長として
これまで行ってきた
頬骨再手術の原因を分析し
それぞれの時期により
単純な固定ピンの除去から
再建手術指針を提示した
論文です。
最近、無分別に行われている
顔面輪郭手術の
副作用の原因を分析して
原因別の解決方法を提示し
時期によって応急手術を
しなければならない場合
そして6ヶ月が過ぎてから
再手術をしなければならない場合を
提示しました。
また、骨吸収によって
再建しなければならない場合は
再建時期、方法
そして再建の素材まで提示し
頬骨再手術を網羅した
論文です。
2021年12月に認められた時の
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頬骨ほど難しい
顔骨の手術がありません。
私は率直に言うと
両顎手術より難しいですㅠㅠ
手術の仕方が難しいのではなく
私たちの顔で
最も3次元的な構造で
左右の幅、前後に出た程度
そして高さまで
考慮しなければならないため
非対称を完璧に矯正するのが
難しいです。
これらのことを無視して
そのまま手術すると
一番簡単な手術が頬骨縮小術です。
ㅠㅠㅠㅠ
このように3次元的な部分を
全て合わせることも難しいですが
合わせようとすると
非常に珍しいですが
骨を重ねて固定したり
広げて固定しなければ
ならない場合もあります。
骨切り線はうまく癒合しています。
頬骨手術が3次元的な全ての部分を
合わせなければならないので
難しいと言いましたが
もう一つ難しいのは
骨格だけでなく
軟部組織も考慮しなければ
ならないということです。
つまり、非対称には
骨の非対称もありますが
軟部組織すなわち
肉の非対称もあるので
メインCT写真だけを見るのではなく
実際の顔写真でも
頬骨縮小術のビフォーアフターを
比較してみなければなりません。
また、顔の全体的な幅も
考慮しなければなりません。
全体的な幅を考慮せず
無条件に両頬骨の幅だけを
合わせる場合
顔が非対称に
見えることもあります。
下から見ると、
横の頬骨がほとんど
引っ込んでいません。
青い線が横の頬骨ですが
引っ込んだ部分がないですね。
また、赤い矢印の長さの通り
両側の頬骨非対称があります。
それでは
このような非対称の頬骨は
いつ再手術をするのでしょうか?
酷い非対称でなければ
なるべく腫れが引いてから
6ヶ月以上経ってから
再矯正することを
お勧めします。
1つ目の理由は
まず腫れのため
対称性がはっきりと
分かりにくいです。
CTを見ればいいじゃないかって?
上で述べたように
私たちの顔を見る時
骨だけ見るのではなく
骨を囲む肉も
見なければなりません。
つまり、骨格だけでなく
軟部組織まで複合的に
判断しなければならないので
腫れが完全に引いた後
対称可否を判断して
再手術するかどうかを
決めなければなりません。
しかし患者達の立場からすると
長く待つのが難しく
それで性急にまた手術を受けて
それでさらに非対称が生じて
また再手術をするという
悪循環になったりもします。
患者の皆さんの
急ぎたい気持ちもわかりますが
必ず原則は守るべきです。
正面写真です。
下のピンクの丸を見ると
45度頬骨非対称が改善されました。 特に膨らんだ右側の頬骨が
引っ込みました。
頬骨手術後
非対称による再手術を
6ヶ月後に延期するべき
2つ目の理由は
少なくとも6ヶ月が過ぎてから
手術部位の軟部組織が
柔らかくなって
視野の確保ができます。
私が6ヶ月まで待つように
言ったのですが
急いで他の病院で
4ヶ月後に再手術を受けました。
ところが
2回目の頬骨縮小術が終わってから
主治医院長がおっしゃるには
「手術部位の剥離が
うまくいかなくて
接近できなかった」
とても無責任な発言ですよね。
このように広がらず
接近できないので
6ヶ月以内に再手術しては
いけないのです。
実は6ヶ月じゃなく
遅ければ遅いほどいいです。
患者の性急な心を利用して
このようなとんでもない状況を
作ってはいけません。
患者に何の罪があるのでしょうか。
下から見た姿です。
ピンク色の矢印の通り
横頬骨が引っ込んで
赤い矢印のように横頬骨が短くなり
両側の非対称も減りました。
つまり、頬骨再手術によって
頬骨非対称が矯正され
横頬骨縮小効果も生じました。
実は
横の頬骨の後ろ側の骨切り線は
私が手術した部位よりも後ろ
もっと後ろで骨切りしなければ
なりませんでした。
ところが、上の患者の場合
以前の手術時の骨切り線部位に
骨の癒合が完全ではなく
やむを得ず前の骨切り部位を
骨切りしたため
骨切り線が少し前にあります。
再手術は6ヶ月を過ぎてから
遅ければ遅いほどいいと
お話しました。
これはほとんどすべての手術に
該当します。
ただ、応急で
すぐに開けて入らなければならない
場合もあります。
このように
ある時はすぐ応急で入るべきか
あるいは
少し待ってからするべきかなど
論文に述べてあります。
どのタイミングで
すべきかだけでなく
どの切開をすべきかなど
頬骨に関する内容が
網羅されています。
顔の骨の手術をなさる院長は
必ず見てください!!!!
頬骨再手術後、骨切り線が
よく維持できている様子です。
今日は頬骨手術後の非対称のため
2回目の頬骨縮小術を受けた
前後のCT写真をお見せし
再手術の注意点と
私の論文について説明しました。
頬骨再手術
本当に難しいですㅠㅠㅠㅠ
また最初の手術と違って
守らなければならない原則が
多いです。
もちろん、最初より危険です。
必ず原則を守って
3回以上、手術を
受けるようなことがあっては
なりません。


















