いびき手術は
プロテーゼを利用した
顎なし矯正がいいのか
それとも
顎なし骨切り術がいいのか？
骨切り術を利用した
顎なし矯正が
いびき改善手術として
利用されると
言ったことがあります。
つまり、顎なしで
いびきを伴う時
顎を骨切りして前に出す
顎の前進術が
利用されるということです。
いびきのための手術を受けずに
顎のプロテーゼを利用した
美容目的で顎の矯正を受けた後
結局、プロテーゼを除去し
顎なしの手術を受けた患者の
ビフォーアフターの写真です。
いびきがひどかったのですが
4年前に顎なし骨切り術を受けずに
単純に美容目的で
プロテーゼを利用した
顎先矯正を受けました。
ところが、いびきがひどくて
当院を訪問して
使われていた
シリコンのプロテーゼを除去し
顎なし骨切り術(顎先の前進)を
受けることで
いびきが解決された
患者の話です。
つまり、最初に美容目的だけで
誤った矯正を受けたのですが
結局は美容だけでなく
機能的な部分まで考慮して
再手術を受けた患者の話です。
もちろん、上の再手術には
顎なし骨切り術は
顔面輪郭専門の私が行い
いびき手術は当院の専門院長が
一緒に協診で行いました。
矯正前の患者の姿と
レントゲンです。
患者の顎なし矯正のために
4年前にシリコンの
プロテーゼを利用した
顎なし矯正を受けました。
そのため、正面の外観上は
何もないように見えます。
顎なし矯正のために
プロテーゼを入れて
顎先は出て見えますが
ネックラインの角がありません。
つまり、顎と首の角が
なくなりました。
いびき手術を受けた患者の
前のレントゲンです。
4年前に挿入した
保形物が見えます。
よく見えませんか？
それでは下の写真を見てください。
上のレントゲンでは
赤色で示された
シリコンのプロテーゼを
見ることができます。
上のようにシリコンを入れて
顎なしは矯正されましたが
機能的な部分
つまりいびきの問題は
全く解決できませんでした。
そこで当院で
プロテーゼを取り除き
顎先を骨切りして前に出す
顎なしの矯正手術をしました。
もちろん再手術なので
とても大変な過程がありましたし
いびき手術も
睡眠専門院長によって
行われました。
顎なしの矯正といびき手術後の
患者の写真です。
正面から見ると
プロテーゼがある時と
大差はありません。
ただ、顎先を前に引っ張り出して
顎なしが消え
筋肉を含む肉まで
一緒に引き出したため
いびき手術と顎の矯正後
首が引っ込んで
顎のラインが生きています。
つまり、首-顎の角が
くっきり見えます。
顎の矯正後
レントゲンを見ると
顎先が前に出て
気道が前に比べて
非常に広くなった姿を
見ることができます。
よく見えませんか？
それでは下の写真を見てください。
上のレントゲンを見ると
顎先を骨切りして
前に出ています。
黄緑色は顎ラインで
赤矢印は前に進んでいる様子を
指しています。
また重要なポイントは
気道が広くなっていることです。
赤点線部分の広さを見ると
以前に比べて
広くなった様子が見られます。
今日はいびきのひどい
顎なしの患者に
誤った矯正、つまり
美容的な部分だけを解決して
機能的な部分を解決できず
結局はいびき手術と
顎なし矯正を通じて
解決できたケースをお話しました。
美容的な部分では
整形外科の顔面輪郭専門は
私が顎関節術を行い
機能的な部分では
耳鼻咽喉科の院長先生との協診で
同時に手術を行いました。
結果的に患者は
美容的な面(顎矯正)と
機能的な面(いびき手術)の
両方に満足されました。
美容と機能のどちらかに偏らず
両方とも改善する手術を
受けるようにしてください。
