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“チェボンギュンの顔の骨のお話” (韓国語版)
両顎手術 副作用
感覚低下の原因である
下歯槽神経損傷のないテクニック

上の写真の中の
白い矢印が示しているのが
下歯槽神経です。
どうしてこんなに
はっきりと見えるのでしょうか。
タイトルに
"チェ·ボンギュン's technique"と
書いてあるのですが
変なことを言ってると
思われるかもしれません。
両顎手術の副作用として
最も多く言及され
最も恐れられる副作用である
感覚低下の原因である
下歯槽神経損傷…
この前、テレビに出たタレント(?)
芸能人(?)がある番組に出て
両顎手術を受けてから
ご飯をこぼしても分からないし
汁をこぼしても分からないと
大々的に放送したので
患者の皆さんも
両顎手術を受けると
当然そうなると思い
手術を受けることを恐れています。
実際にその芸能人の場合
下歯槽神経が切断された上に
神経接合さえもしていなかったため
永久的な感覚喪失が
起こったというケースでした。
では、実際に
下歯槽神経損傷が
たくさん起きるのでしょうか。
きちんと手術をすれば
経験があれば
それほど多く起こる
副作用ではありません。
安心して手術を受けていただいて
大丈夫です。
ところがたくさん経験している
にもかかわらず
神経損傷が起こらざるを
得ない場合があります。
つまり、解剖学的に
一般的な方法(BSSRO)で
手術を受けると
神経損傷が99.9%
起こらざるを得ない場合が
しばしばあります。
こんなに特異な場合でも
神経損傷が起こらないように
考案された手術テクニックが
あります。
私が考案したので
私のブログでは
"チェ·ボンギュン's technique"
と書いておきましたが
実は国際学術誌(SCIジャーナル)の"submission"に
なっている状態です。
実際、私がジャーナルに
命名した名前は
"チェ·ボンギュン's technique"
ではありません。
だから今日は両顎手術中に
下顎手術(BSSRO)で
正常というよりは一般的な場合
つまり一般的な方法で
手術をする場合
必ず神経損傷が
起こらざるをえないケースを
お見せします。
(私が直接手術した患者の中に
時々いらっしゃるのですが
神経を写真を撮っておきました)
まず、一般的な場合です。

白い矢印が示しているのが
下歯槽神経です。
下顎骨の内側に付いて
通っています。

さらに下の方に降りてきても
顎の骨の内側を通っています。

こうして内側に通っていると
下歯槽神経が損傷する確率は
ほとんどありません。
つまり、神経損傷による
感覚低下などの副作用が
ないのです。
もちろん、これも
きちんと手術したときの話です。
こうして内側に
神経が通っていると
下記のように手術をしても
神経が内側にずれていて
神経に損傷が起こりません。

[上の写真は
Clinics in Plastic Surgeryから
抜粋しました]
こうやって神経が内側を通って
損傷がなければいいのですが···。
解剖学的に非常に珍しく
外側を通っている場合があります。
外側の骨に埋まっている場合です。
ㅠㅠㅠㅠ
下の写真でお見せします。

白い矢印で示された
黒い丸が神経ですが
顎の骨の外側を通っています。

上から見ても
やはり下歯槽神経が
顎骨の外側を通っています。
このように外側を通っていると
両顎手術時
下顎手術方法である
BSSROをする時に
神経が損傷を受けざるをえません。
だいたいほとんどの場合
損傷を受けると思ってください。
上写真において釘のような
鋭い器具より内側にあれば
神経を損傷せず
外側にあれば
神経は切断されます。
つまり、上のような特別な
解剖学的な構造にも
神経損傷を起こさない方法は
ないかと思い
私が考案した方法が
まさに仮称
チェ·ボンギュン's technique
です。
ジャーナルでpublish(公表)
されれば
正式名称をお伝えします。
ちょっと変だと
思われるかもしれませんが
ご理解ください^^
数日前にちょうど上のような
特異な解剖学的構造を持った
患者を手術をすることになり
チェボンギュン's techniqueで
神経損傷を防ぎ
生きた露出した神経を
写真に撮ることができました。
もし神経が露出していると
心配されるかと思って
付け加えますと
下顎を2つの
内側と外側の板に分けて
手術しますが
もともと神経が内側の板に
あるはずなのですが
上の特異な場合は
神経が外側の板にある場合で
これをうまく生かして
外側の板から
分離しなければならないので
露出するしかありません。
もちろん感覚消失はありません^^
露出した神経写真をお見せします^^

下顎の骨の中で
内側にある骨の横に
白色の矢印で表示された
上下長く見える太い物体が
まさに下歯槽神経です。
損傷されずに
ちゃんと保存されています。
白い矢印で示された
下歯槽神経をご覧いただけます。
もう少し詳しく説明しますと
青の矢印で示された部分が
下顎の内側の板(写真上右側)と
外側の板(写真上左側)で
その間に白い矢印が
まさにきちんと保存されている
下歯槽神経です。
丸の中に神経がちゃんと
保存されているのが見られます。
このように外の板に
埋もれていたため
下顎手術時に
99.9%損傷するケースも
仮称チェ·ボンギュン's technique
により神経を完全に
回復させることができました。
このようにすれば
最も一般的な
両顎手術の副作用である
神経損傷による
感覚低下を防ぐことができます。
この方法を使用して以来
ここ3~4年
下歯槽神経損傷は
まったくありませんでした。
これをSCIジャーナル(国際学術誌)に掲載しましたが
早くpublish(公表)されてほしいです。 publish(公表)されれば
すぐにまた
正式名称とともに
ブログでお話しさせて
いただきます。
本日は最も多くの患者が
恐れている両顎手術の
副作用、感覚低下の原因である
下歯槽神経損傷についてでした。
大体経験の多い院長の場合
神経の損傷はほとんどありませんが
解剖学的に非常に特異な場合
いくら腕前が高く
経験の多い院長でも
一般的な手術方法でやると
99.9%神経損傷を起こしうる場合
仮称
チェ·ボンギュン's techniqueを
使用することで
神経損傷を予防できる
という内容でした。
とにかくジャーナルに早く
publish(公表)
してほしいものですね^^
参考に以前にも
一度言及したことがあります。
その新しい方法がまさに仮称
チェ·ボンギュン's techniqueです。
下を直接クリックすると
以前のブログをご覧になれます。