顔面輪郭(頬骨 顎先 エラ)
再建再手術チタン除去 第2弾


以前にアップしましたが
患者の顔骨の再建に
使われていたのを
顔から取り出したものです。 
実はこの患者は既に
他の病院で輪郭手術だけでなく
両顎手術まで受けて
私の所に来た患者でした。 
神経露出もあるし
骨もすでにでこぼこで
いろんな問題がありました。 
患者の望みを叶えるためには
メインとして下顎手術
(SSROもしくはBSSO)が
必要でした。
 だから今も看護師たちまでもが
鮮明に覚えているのですが
口が開かなくて
私が今まで行ってきた
下顎手術の中で
一番難しかった手術でした。
 10分ほどしたら休み
10分ほどしたら休みㅠㅠㅠㅠ
口が多分1.5cmくらいやっと開き
とにかく手術室の職員たちと
とても苦労して
生々しく記憶に残っています。
(輪郭手術は口を開けずに
でも両顎や下顎の手術はしっかり
開けなければなりませんㅠㅠ) 

それでもうまくできました^^ 
もちろん口が開かなくて
スクリュー除去過程で
除去ができなくて
後で除去することに
なったりもしました。

ところが何年か後
顔の骨再建をして
私を尋ねて来ました。
再建もうまくいったのに…

痛みもありますが
美容的に再建以前の姿に
戻りたいとおっしゃいました。

時々、 前の病院についての
問い合わせがあるのですが
私はメモでもコメントでも
絶対に前の病院を
お知らせすることはできません。 
理由は下で
お知らせいたします。

 最近、誤った診断を受けて
再度大きな手術を
受けなければならなく
なってしまうことが多いです。

 以下のリンクを
直接クリックしてください^^ 




顔の骨の再建の状態を
一番よく見られるセッティングで
お見せします。 
3Dプリンターを利用した再建は
とても便利で精密で良い方法です。
 ただ、異物であるので
最小限に必ず必要な場合にのみ
 使用するべきだと
口が酸っぱくなるほど
お話してています。
 近頃、いくつかの病院で
施行されていて
私もいくつかの業者と
協力しています。
 最近になって
頬骨やエラ、顎先のような
顔面輪郭分野で
再建が流行し
関連会社もたくさんあります。
 3D CTをベースに
シリコンやボーンセメント
チタンを用いて
再建再手術に必要な
最適のプロテーゼを
作ってくれます!


上下の写真をご覧いただくと
下顎角から顎先、頬骨まで
穴が開いて
チタンを使って
再建がうまくいってます。

 ところが異物反応と共に
美容的に再建以前に戻りたい
と言われて…
本当に長く悩み
教授にも相談して
何人かの異なる分野の友達にも
相談した末に
取り除くことにしました。
 以前にも私のmentorである
台湾大蔵記念病院の当教授に
問い合わせた内容を
ブログに載せましたが
 この方に関する内容です。

私に副作用について聞かれたら
いつも申し上げる言葉です。 
副作用のない手術はなく
副作用のない手術をする
医師はいません。
 それで、いつも原則を守り、
余地を残して手術をします。

 上の文章で教授も
一番目は自家骨を利用する
と書いていますね。 
もちろん、自家骨がない場合は
この患者のように
3Dプリンターを使った
再建になります。
 特に、頬骨であれエラであれ
顎先であれ顔面輪郭であれ
あるいは両顎手術であれ
下顎であれ
骨に手をつけると
少しでも欠損が
生じるようになります。 
こうした欠損が
あまりにも目立つような時は
当然再建再手術を
行うことになります。 
ただ、私の場合は
ひどくない場合は
他の簡単な方法を
提示させていただきます。 
この患者も結局再建する
前の姿に戻りたくて
私を訪ねて来ました。


実は周囲からは
除去が難しく
また神経を痛める恐れがあるから
自分だったら
患者を受け付けない
手術はできない
辞めておいた方がいいと
言われました。
でも、以前に私の手術を受けて
とても良かったので
信頼してくださっていて
「元通りに戻してほしい」と
切に願う患者の頼みを
拒否できなくて
長い研究の末
ついに除去することにしました。


上の写真をご覧いただくと
ネジ1つまで詳しく見えます。
 通常の器具では除去できず
特殊直角ドライバーなどの
器具を使いました。
 直角ドライバーは
私は好きではありません。
 器具を入れるために
剥離をたくさんすることになり
患者の方がひどく
心配することがあってㅠㅠ 
しかし今回は
使用しなければ
ネジを外すことができません。

結果的に顔面輪郭
(エラ、頬頬、顎先)の
再建再手術に使われた
チタンを除去します。 
私が最近行った中で
一番長い手術時間でした ㅠㅠㅠㅠ 
とても大変でしたが
全部取り除きました。 


このように除去しました。
 よくお見せするために
切断した部分は
シリコンで少し貼りました。 
上が頬骨のプロテーゼで
下はエラから顎先までつながる
長いプロテーゼです。 
幸いにも完全除去できました。 
手術の時間が
どのくらいかかったのか
覚えていませんが
最近の手術の中で
一番長くかかったと思います。


頬骨再建に使われた
チタン製のプロテーゼ。
オーダーメイドで
仕上がりが良いです。
 穴が多いため、ネジも多くて
ネジを抜くのに
相当時間がかかりました。
 頬骨のプロテーゼの裏面には
下の写真のように
アーチの欠損を埋められる部分も
見られます。
 実際、前の胴体部分さえ
ちゃんとしていれば
後ろの部分は問題になりません。 
それでもこのように
念入りに作ってありました。 


下の写真は下顎角から顎先まで
再建したチタンのプロテーゼを
除去した写真です。 
途中で神経の損傷を
予防するために
切断して除去しましたが
見ていただけるように
シリコンで貼り付けて
形を作り写真を撮ってみました。 
プロテーゼ製作に
かなり神経を遣られているなと
感心しました。 
とてもよく作られた
プロテーゼです。


あまりにも大変だった手術の末
幸いに完全除去できました。
 下記の写真は
除去した後の写真です。 


上下の写真には
金属性の物質は見られません。
 完全に除去されました。 
除去した後
再建前の骨の凸凹は
残っていました。 
以前に何度か
輪郭手術と両顎手術を
したからでしょう。
 この部分は
後で結果を見て
簡単な軟部組織補強をして
解決したらいいのではないか
というのが私の考えです


ウォーターズビューでも
金属性の物質は見られません。 
完全に除去されたと
見ていいでしょう。
 頬骨の場合
段差が少しあるのですが
ここは除去すべきかどうか
患者と相談しましたが
プロテーゼを除去しても
機能的に大きな問題はないと判断し
除去することにしました。


今回の除去手術で
一番心配だったのは
1つ目は完全除去が可能なのか? 
2つ目は
プロテーゼに穴があいた隙間から
軟部組織が入ったと
思われるのですが
果たして除去が容易に
できるだろうか? 
そして一番大事なことは
教授の同僚に心配されたのですが
神経損傷でした。

 幸い神経損傷は起こらず
これを写真に撮って残しました。


上下の画像は
左と右の下歯槽神経がつながる
顎先神経です。 
損傷せずにきれいに
保存されています。
 最初は感覚が少し落ちる
かもしれませんが
そのうち100パーセント前に
戻ることでしょう。 
もともとは神経の上部は
切開しないのが原則だと 
お話ししましたが
この場合は非常に特別な場合で
切開しました。
 代わりに神経の損傷に
全神経を使って保存しました。


今日は、何日か前に上げた
顔面輪郭(エラ、頬骨、顎先)の
再建再手術を行った
セメント、チタンに続き
実際に除去した
プロテーゼと結果を
お見せしました。 
とても長い時間でした。 
両顎再手術より
長くかかりました。 
それでも完全に除去できて
よかったです。 

最初に手術をした病院はどこか
個人的によく尋ねられますが
絶対に申し上げません。
 「副作用のない手術はなく
副作用を起こさない
医師はいません」

1、2回副作用が
起きたからといって
美容整形同好会やSNSで
悪い評価をしないでください。
 しっかり学び
ちゃんと原則を守っているのか
骨を専門にしているのかなどを
複合的に考えて
判断してください。






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