CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話” (韓国語版) 

  


顔面輪郭手術後 口から膿が出る

副作用(骨片炎症、痛み)の原因



除去された骨片と固定ピンです。

 炎症と痛みの原因です。


何日か前に

顔面輪郭手術後

4ヶ月が経ったのですが

炎症を起こしているようだという 

問い合わせが来ました。 

それで

その病院で撮ったCTを

見せてほしいと言って

みたところ···。 

この前、私がブログにあげた

状況と同じです。 

顔面輪郭手術だけでなく

前回お見せした

両顎手術後に発生した

異物(固定ピン+骨片)による

炎症および痛みに関するお話です。 

炎症が起こると痛みは伴います。

ㅠㅠㅠㅠ


私が異物と書いてカッコ内に

"固定ピン+骨片"と書きました。

 固定ピンは当然異物ですが

骨のかけらがどうして

異物なのでしょうか。 

いくら自分の骨片でも

異物になる場合があります。

ㅠㅠㅠㅠ


異物に関しては

何度もお話しています。

下をクリックしてみてください。




上の患者は両顎手術のうち

下顎手術をして5ヶ月後に

口の中に吹き出物のように

(上の写真)盛り上がりました。

もちろん痛みを伴います!! 

そして膿が出てきましたㅠㅠㅠㅠ 

それで手術を受けた病院に行ったら

吹き出物だけ潰して

抗生剤飲んでくださいと

言われたそうです。

それで私の所に訪ねて来ました。

 見てみると

上の写真のように膨らんで

膿のような物質が分泌しています。 

痛みは言うまでもなく

また歯のすぐ横なので

食べ物を食べる時も

とても食べづらいそうです。

この写真の患者は下顎(BSSO)

手術を受けましたが

相談に来た患者は

顔面輪郭手術を受けました。 


レントゲンを撮ってみます。



膨らんで痛みがある左(赤い丸)は

通常のレントゲンでは

正常に映ります。

 固定ピンが折れない限りは

はっきり見えることはないです。 

勿論専門家の目には

何かが見えます。 

炎症による骨の密度の違いで

レントゲンでも

陰影の変化が見られます。

 正確に原因が何なのか

どんな状態なのかはわかりませんが

顔骨専門の院長であれば

「問題があるな」という程度は

気づかなければなりません。



側面写真を見て何が見えますか?

 ただでさえ正確に見えないのに

右と左が重なり合って

よく見えませんね。

 ただ、顎先前進術による

顎の段差程度しか

見えません(青い矢印)。

顎先前進術による顎先の段差は

副作用ではありません。 

当然生じるものですし

できた段差も時間の経過とともに

なくなってしまって

表にはほとんど見えなくなります。 

この段差が嫌で

変な手術を受ける方が

いらっしゃるのですが

手術する必要はなく

もし段差ができたら

簡単に解決する方法があります^^




パノラマ写真を見ると

赤い丸の中に固定ピンがあって

パッと見ると正常に見えますが

炎症反応が起きているのを

見抜いてください。 

骨の専門医なら見抜けないと…

 「ここに炎症があるな」と察知し

原因を把握して

状況を正確に知るために

より精密なCT写真を

撮る必要があります。


 それでCT撮影をしました。



皆さんが好きな3D写真です。

 何か見えますか?

 赤色の丸の中にハッキリ見えます。 固定ピンで固定されている

骨片が見えますね。 

骨の欠片があっては

いけない所です。 

それに5ヶ月が過ぎれば

骨がくっ付いて

手遅れになってしまいます。 

こうして5ヶ月も経っているのに

骨片が見えるというのは…

 深刻な状況ですね。

 今やっと炎症と痛みの原因が

分かりました。

 (もちろん骨片が付いている場合は

問題ありません)

他の写真もお見せしましょう。



横から見ると

固定ピンに付いている

骨片が見えます。

 上記でお話ししたように

骨片が顎骨に付着していれば

問題ありません。 

ただこの写真では

骨が顎骨についているかどうか

正確にはわかりません。 

もっと精密な写真を

見なければいけません。 

もちろんCTですべて写ります。

 CTで見ればおしまい^^

でも、上で見た一般的な

レントゲン写真の陰影や

上のCT写真での形から見て

なおかつ患者の臨床症状から

骨片が浮いているものと

強く疑われます。

 問題がありますㅠㅠㅠㅠ




上の写真をご覧いただくと

固定ピンの下に

骨片の一部が見えます。

 周辺の骨の状態から見て

骨片が浮いていて

それによる炎症で痛みが生じ

膿が出ていると考えられます。

 なぜ骨の欠片が自家骨なのに

異物となり

炎症を起こしたのでしょうか? 

もちろん固定ピンという

異物もあるのですが…

 詳しい原因を見つけるために


断面写真を見ます。



いつも申しあげていますが

CTの根本は

このような断面写真です。 

上に出てくる患者が好きな

外観の3D写真はどうでしょうか。

 もちろん有用な部分もありますが

正確な診断をするために

役に立つかどうか…


断面写真をご覧いただきますと

青い矢印は正常に固定ピンが

刺さっている部分で

赤い矢印は痛みがある部分です。 

どうでしょうか?


他の写真も見てみましょう。



上の写真をご覧いただくと

固定ピンに付いている骨片が

顎の骨から浮いています。

 私が予想したように

水色(?)の矢印が

骨片が浮いている隙間を

しっかり示してくれています。

 顎の骨によく癒合していたら

何の問題もなかったでしょう。 

ところが、このように

骨片が浮いているので

問題になったのです。

でも、どうして自家骨なのに

問題になるのでしょうか?



上の写真を見ると

骨のかけらが完全に浮いています。 我々の骨は血が通ってこそ

生存します。 

血が通わないと

骨は死んでしまいます。 

溶けたり(骨吸収)

炎症を起こしたりします。 

骨も血行が悪くて死んでいるのに

それに加えて異物である

固定ピンまであって…

弱り目にたたり目です。

 だから当然炎症が起こるし

痛みが出て膿が出るのは

当たり前です。



 上の写真を見ると

完全に骨が浮いています。


このように血行のない骨片も

死んで炎症を起こしてしまうのに

まして固定ピンや顔の骨の再建に

最近流行している異物

(チタンボーンセメント)などは

いかがなものでしょうか…

ですから最小限に

必ず必要なときだけ

使用しなければならないと

強調してお話します。


 それで取り除きました。


 上の写真を見ると

固定ピンがあって

固定ピンの後ろに白い…

 正直白いというよりは

黄ばんでいます。 

骨が死んで正常ではないですね。

 死んだ骨片が固定ピンの後ろに

付いています。(赤矢印) 

血が通わないため死んだ骨片に

異物である固定ピンが

一緒にあるため

最悪の状況で炎症が起きたのです。

 では、こうした現象は

私が手術したら

絶対に起こらないでしょうか?

 誰がやっても起こりますし

いつでも発生しうる副作用です。

顔面輪郭手術をしても

この患者のように

両顎手術をしても

発生することはあります。

 でも問題は

問題があると判断したら

すぐに診断して

処置を取らなければならない

ということです!!!




 よく見ると、骨のかけらが

一つではなく二つです。 

すぐ上で述べたように

このような骨片による

炎症などの副作用は

誰にでもどんな手術でも

起きる可能性があります。 

ただ、患者がおかしいと言ったら

正確に診察して処置をとります。

 一般的に正常な手術の炎症は

術後2週間以内に現れます。

 2週間を過ぎて発生した炎症は

必ず問題があったということです。

鷹の目のように鋭い目で

よく見てください。



上でお話した通り

固定ピンに骨片が二つあります。

ㅠㅠㅠㅠ

骨の色も黄ばんでいるのは

死んだ骨ですㅠㅠㅠㅠ


本日は

顔面輪郭手術後の骨片による

炎症痛みの副作用について

ご説明しました。

 いつでも誰にでも

起こりうる副作用です。

 顔面輪郭だけでなく

すべての骨の手術に該当します。 

しかし、必ず

迅速な診断と治療が必要です。 


このような副作用が

いくらでも発生する可能性が

あると申し上げました。 

患者も、このような副作用一つで

病院や医師を罵倒するのは

どうかと思います。 

副作用を起こさない

医師はいませんし

副作用のない手術はありません。

 1つや2つの副作用で

医師や病院をけなすようなことは

どうかしないでください。 


もちろん、早急な診断や処置が

とれなかった部分については

医者も反省すべきだと思います。







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