CLICK右差しチェボンギュンの顔の骨のお話” (韓国語版)       



今日は、いびきをかく場合に

顎なし矯正をどうするべきか

顎なし手術と

オトガイ舌筋前進術の

同時進行についてお話しします。 


顎が引っ込んでいると

印象がかわいらしくも見えますが

シャープには見えません。 

ひどい場合は

シャープに見えないどころか

少しむっとした表情

または怒った表情に

映ってしまうこともあります。 


私がいつも言ってますが

顎の先は手術時間が

15~20分で全ての過程が終わり

他の顔骨手術に比べて

短い時間で済み

より危険性が低い手術だと

知られています。 

しかし、顔の印象を決定付ける

重要な部位でもあります。 

一般的に顔型と言えば

額から始まって

顎先で終わりますね。 

つまり印象を締めくくる

重要な部位と言っても

過言ではありません。 


このように

顎の先が引っ込みすぎたり

出すぎたりすると

印象が強く見えたり

柔らかく見えたり···。 

とても重要なポイントになる

部位です。 



このように顎が引っ込んでいる場合

原因や傾向によって

いくつか分けてみることが

できます。 

詳しく分類するより

理解しやすいように

簡単に分類いたします。


 まず一つ目は

下顎が全体的に

小さくなっている下顎矮小症… 

この場合

顎先だけが小さいとか

引っ込んでいたりするのではなく

下顎全体が小さいです。


二つ目は

下顎後退症。 

この場合

下顎の成長は正常ですが

上に押されている場合で

一般的に私たちが

顎なしと呼んでいる症状です。 

もちろん、下顎が全体的に

噛み合わせまで後退した場合も

ありますし

噛み合わせは正常なのに

顎先だけが後退した場合も

あります。 



このように

いくつかの種類の顎があり

この矯正方法は程度によって

あるいは噛み合わせなどの

機能的な問題があるか否かによって

決めるのであって

このような診断にはこの手術! 

あんな診断にはあの手術! 

といった決まった法則は

ありません。


 実際、下顎矮小症なのに

顎先前進だけで

満足される場合もあれば

軽微な下顎後退なのに

両顎手術をする場合もあります。



今日は、これらの

複数の矯正方法の中で

いびきを伴った場合の

矯正方法について説明します。 


まず、絵を見てみましょう。



上記の写真は

"orlandomedicalnews"という

サイトから抜粋しました。


 上の写真を見ると

緑色で表示されている部分が 

耳舌筋という筋肉の塊です。

 この筋肉が後ろに押されて

気道を塞ぎます。

 赤丸で示された部分が

狭くなっている気道を

表示しています。 


オトガイ舌筋

(Genio-Glossus Muscle)

という筋肉は

上図のように

顎と舌をつなぐ筋肉です。 

顎の先から舌の根までを

繋いでいます。 


ですから、顎なしである場合

簡単に言うと

顎の先端が後ろにずれて

この耳舌筋も後ろにずれて

結果的に気道が狭くなります。 

だからこのような場合には

気道を広げるため

この筋肉すなわち

オトガイ舌筋

(GenioGlossus muscle)を

前方に引っ張ります。


 つまり、

気道が狭くなった原因である筋肉を

前方に前進させなければ

なりません。




上の写真は

CIBA Collectionという本から

抜粋しました。 


上の写真を見ると

オトガイ舌筋という筋肉は

顎の先についています。

 耳舌筋という筋肉を

前進させるためには

この筋肉がついている

顎の先の骨を

前進させなければなりません。


 顎先の骨を前進させず

プロテーゼやその他の方法で

後ろに下がっている顎先の上に

補強するというやり方では

この筋肉を

前進させることができないので

気道が広くなりません。


 顎の矯正方法には

顎先を前進させる顎なし手術があり

プロテーゼ(シリコン、

ゴアテックス、ボーンセメント、

チタン、その他の物質)を

入れる方法があります。 

またフィラーや脂肪移植もあります。 


もちろん、患者が

それぞれの方法の中から

選ぶことはできます。 




しかし、いびきをかく場合

特に顎なしがひどい場合は

顎先の骨自体を出さなければならず

そうしてこそ

顎先の裏側に付いている

耳舌筋という筋肉を

前進させることができます。

耳舌筋が前進しないと

いびきの症状が改善されません。 

(もちろん、気道が狭くなる原因が

いろいろあります。

 ここでお話しするのは

耳舌筋の後退で気道が

狭くなった場合です。)



 最近、オトガイ舌筋を前進させず

無顎にプロテーゼ

(シリコンやゴアテックスのみならず

ボーンセメント、チタン

あるいはPMMAなど)の物質を

利用して顎先を補強し

気道も広がったと

広告していのを見て

驚かざるを得ませんでした。


 どのような根拠で

どのようなメカニズムで

気道が広くなるのか

理解できません。


 単純に美容的に

顎先を折骨して出す手術では

気道は広がらず

必ず耳舌筋を前進させてこそ

気道が広がるはずですが

このような顎先の前進術ではなく

顎の上に異物を入れて

気道が広がったというなんて……



上の写真で、水色の丸の中の

狭くなった気道が広くなるためには

赤色の丸の中の筋肉が

赤色の矢印の方向に前に進むと

気道が広がりますが、

黄色の丸のように顎の骨の前に

プロテーゼを入れることで

気道が広くなると考えるのか

理解できません。


 他の特別な

私の知らないメカニズムや

他の理由が

あるのかもしれませんね。 

論文で発表されたら

大きなセンセーションを

巻き起こすかも知れません。 

顎の先にプロテーゼを入れて

気道が広がるメカニズムがあれば

論文を書きたいです!



 すべての手術は

メカニズムが確実である必要があり

これを基に

検証を受けなければなりません。

 また、長期間にわたって

安全であるという検証を

受けなければなりません。




私が今日お話しする耳舌筋前進は

私が開発した手術ではありません。

 すでに耳鼻咽喉科で

数十年間行われてきた手術であり

検証が完全に完了した手術法です。


 ただ、美容的に

顎を解決すると同時に

この筋肉を前進して

いびき症状を緩和する

矯正法に対して

効果を立証したのが

私が国際学術誌[SCIジャーナル]

に書いた論文です。




上の論文は

Aesthetic Plastic Surgery[APS]

という整形外科学の

国際学術誌[SCIジャーナル]で

2019年4月に発刊されました。 



下記のタイトルにあるように

帽子の形の折骨を利用して

顎先を前に出しながら

耳舌筋を同時に前進させる手術が

顎先後退および

いびきに及ぼす影響について

(美容的に、機能的に、心理的に

どのような影響を与えるか)

評価した論文です。 



上に論文のタイトルがあり

下に著者たちが並んでいますが

一番前に私の名前があります。

 つまり、第1著者が私です^^


医学を含む自然科学分野において

論文とは、上でお話したような

確実なメカニズムと

正確なデータによって作成し

誤差もあってはならず

著者達の配置は

とても重要な意味を持ちます。

第1著者はこの論文を

作成するにあたり

研究のテーマを決めて

実験のアイディアを出し

論文を直接作成するなど

論文発表するにあたり

最も核心的な役割をした人です。


もちろん一部、ごく一部

それも昔の教授たちの中で

研究および論文は 

弟子がすべてやったのに

第1著者を奪ってしまう場合も

ありました。

 最近もあるかもしれませんが

そんなことしたら

ネットで大騷ぎですよね。 

政治家達の息子、娘が

論文を偽造したという話題で

持ち切りですが

(なぜだか私のブログに

政治の話まで出るように

なりましたㅠㅠㅠ)

私の論文にも息子たちの名前を

入れておけばよかったかな…

毎年SCI級ジャーナルに

論文を発表していますが

息子たちが後で論文に

自分の名前を入れなかったといって

父を恨むのではないかと心配です。


 冗談です。^^



本論に入り

次は私の論文の抄録です。 

Abstractという部分なんですが

この論文の全体的な要約と

考えればよいでしょう。




論文のAbstractを要約します。



顎先が小さい

あるいは

後ろに引っ込んでいる患者が

顎先手術をしたのですが

このような場合

いびきの主な原因となります。

この研究の目的は

オトガイ舌筋も前進させるために

帽子形の格子はめ込み式の

顎先前進術を受けた患者を対象に

美容的にそして機能的に

症状が緩和されているか

評価することです。

評価をするために

25名の患者を対象に

主観的なStanfrd Scaleという

いびきの程度を把握する指数を

利用し

美容的な症状の向上については

アンケート調査を利用して

評価を行いました。


結果を見ると96%の患者が

美容的な部分で満足しており

Stanfrd Scaleという

いびきの程度を表す指数は

8.68から4.08に減りました。

つまりいびきをかく程度が

減ったのです。


結論的に

帽子型の格子はめ込み式で

耳舌根を含めた顎先を前進させる

手術を受けた場合

いびきをかく程度が減り

美容的にも進展があり

患者も美容的にも

機能的にも満足しました。 



という論文でした。




論文の内容に出てくる写真です。



 この論文は、国際学術誌

「SCIジャーナル」である

Aesthetic Plastic Surgery[APS]

 Apr; 43(2):412-419に

発表された論文です。 



下記の写真をご覧ください。

白黒処理しました。 

カラーで血が見えると

いけないのでㅠㅠㅠㅠ


よく見ると帽子の形の

デザインになっています。


 オトガイ舌筋が顎の先に付着して

オトガイ舌筋を含む帽子の形に

骨切りをしますが

この筋肉がどこについているのか

詳しい位置は

院長だけのノウハウで

解剖学的に勉強する

必要があります。



下の写真をご覧いただくと

デザインした帽子型の

線に沿って骨切りされ

前方に前進しています。 

固定ピンで固定されていますね。






論文の内容はすべて

お伝えできたと思います。





 顎が後ろに引っ込んでいたり

小さかったりして

顎なしの場合の矯正方法が

いろいろあると

上で述べました。 



まず1つ目の簡単な方法はフィラー

もしくは脂肪移植です。 


フィラーや脂肪移植のように

吸収されたり

自家脂肪移植で

後で自家組織になってしまう

つまり、無くなったり

自家組織になる施術方法があります。

 これは簡単な方法ですが

フィラーは吸収され

(吸収されないフィラーは

使用しない方がいいと

お話ししました)

脂肪も初期に吸収されるので

吸収される量を

考慮しなければいけません。

大量に移植すると

顎先が垂れる場合がたまにあります。 

だからあまりおすすめはしません。



2つ目にプロテーゼを利用した

方法があります。 


プロテーゼにはシリコン、

ゴアテックス、ボーンセメント、

チタンそれからPMMAなどが

あります。 

こうしたプロテーゼ手術の利点は

睡眠麻酔で簡単にできる

という点です。 

しかしあくまでも異物です。

 異物は今すぐには

問題を起こさなくとも

免疫が落ちたり

体の調子が良くない時に

問題を起こすこともありえるし

結果が自然ではありません。

 だから入れるには限界があります。 大きいのを入れると気まずくなる。 

ただ、最近は3dプリンターを

利用して

人為的ではなく

自然にプロテーゼを

作って入れる場合があります。

 とても自然ですが

問題はプロテーゼが

広くなったり大きくなったりすると

後にトラブルを起こす

可能性があります。 



3つ目は、骨を切って前に出す

骨切り術です。 


一番問題を起こさない

自然な方法です。 

手術時間も骨切りから縫合まで

15~20分で全過程が終わります。 

プロテーゼ手術より

早く終わりますよね。

 一番長い期間

検証された方法です。 

但し、手術は

全身麻酔をして行われます。 

(一部で顔骨の手術が

睡眠麻酔で進行していますが

ㅠㅠㅠㅠ

 絶対にそうしてはいけません。)


顔面輪郭手術を受けた女子大生死亡
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大変なことが起こりかねません。



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