顔面輪郭術後の痛みの原因
- 副鼻腔炎(蓄膿症)診断と治療法
CLICK“チェボンギュンの顔の骨のお話”
今日は
今まで何度もお話しましたが
手術後の副作用
痛みと異物感について
お話します。
最近になってお問い合わせが多く
実際にお越しになる方が
多いですㅠㅠㅠㅠ
顔面輪郭手術を受けたのですが
数ヶ月経って
急に顔に痛みが出てきました。
陣痛剤を飲むと治まりますが
時間が経つとまた痛みが出ます。
たまに鼻から変な匂いがして
ひどい時には
目の瞳孔まで痛いです。
それで耳鼻咽喉科に行くと
蓄膿症とも呼ばれる副鼻腔炎だと
言われました。
それで治療を受けました。
でもちょっとよくなってきたか
と思うと
忘れた頃にまた痛みだします。
続く副鼻腔炎の再発
原因と解決方法について
お話したいと思います。
まずは顔の痛みを誘発しうる
原因の中でも
最近、私の所に
一番よく来ている原因(理由)
について
下をクリックしてください。
↓↓↓
まず、患者のレントゲンと
CT撮影をご覧ください。

患者は顔の痛みで
私の所に訪ねて来ましたが
顔面輪郭手術を受けた時に
顔面輪郭保形物を
前頬骨に入れて
固定ネジがしてありました。
ところが、上の
一般レントゲンを見ると
赤色で表示された写真の右側が
患者の左側(青丸で表示された部分)
に比べて、白いですよね。
つまり
正常ではないと思われます。
私はいつも
CT撮影を見るより
レントゲン写真を先に見るように
お伝えしています。
レントゲンが基本です!!!
もちろん見方を
知らなければいけませんがㅠㅠㅠ
そこで、正確な原因を知るために
CTを撮影します。

断面写真を見るとわかりますが
やはり赤い矢印が示すように
副鼻腔と呼ばれる
真っ黒に空気で
満たさなければならない部分が
何かで一杯になっていますㅠㅠㅠ
結論から申し上げますと
副鼻腔炎で空気に
満ちているはずの部分が
膿でいっぱいになっています。
それで顔に痛みを
誘発したのでしょう。
下の説明を追加でしますが
進行すると
後で目が抜けそうなほど
痛くなります。
眼窩の痛みを訴える方も多いです。
その原因は次の通りです。

上の写真で赤丸の中に
白く点々と見えますが
それは副鼻腔炎の原因になった
物質です。
保形物を固定したねじです。
私がいつも言いますが
いくら体に合った
いわゆる
BIOCOMPATIBLEなチタンも
結局異物です。
異物があるから
炎症が起こるのです。
この患者は耳鼻咽喉科に通って
副鼻腔炎の治療を受けて
よくなりましたが
再発して
痛かったり治ったりを
繰り返しました。
他の写真を見ます。

上の写真で
赤い矢印が示す副鼻腔が膿んでいて
下の写真をご覧になると
ネジが見えます。
副鼻腔は、薄い骨一枚を間に
瞳に接しており
炎症が長期化すると
目が抜けそうに痛くなる
眼窩の痛みにまで進行します。
早く治療を
受けなければなりません。
ところで治療に問題があります。
耳鼻咽喉科と整形外科の
両方にかかっているのが問題です。
副鼻腔炎治療は
耳鼻咽喉科領域なので
整形外科の先生にはわからず
ネジ固定は整形外科の領域なので
耳鼻咽喉科の先生には
わかりません。

このように異物
(チタンボーンセメントなど)
による副鼻洞炎をはじめとする
炎症による痛みの特徴は
1年365日
痛くない、痛い、痛くないを
繰り返すということです。
体の状態が良く
健康で免疫力が高ければ
炎症が治まります。
でも体調が悪かったり
免疫力が落ちたりすると
また炎症が始まります。
薬物治療や手術的治療を受けても
(根本的な治療にならない場合)
一時的に良くなって
再び炎症が起こります。
つまり
良くなったり悪くなったりを
繰り返します。
さらに一部の女性の患者さんは
生理のたびに痛む
という方もいらっしゃいます。
では根本的な治療は
どうするべきでしょうか?
上で整形外科と
耳鼻咽喉科の両方にかかることで
問題点が生じると
お話しましたが
なぜ問題になるのか
どのように根本的に解決するのか
ご説明します。

上の写真は
顔面輪郭手術後に発生した
副鼻腔炎により
顔だけでなく、目が抜けるほどの
痛みで苦労された
患者の治療一ヶ月前後の写真です。
すみません!! 後前の写真です。
順番が入れ替わって
しまいましたㅠㅠㅠ
上で耳鼻咽喉科と整形外科の
両方にかかっているため
問題があると言いましたが
耳鼻咽喉科では
このような固定ピンという
異物について
詳しい金属の性質や
炎症の特性について
よく分かりません。
なので、ほとんどの患者が
ネジがある状態で、薬物治療や
副鼻腔炎手術を受けます。
しかし、根本的な原因である
ネジを取り除かなければ
再発しますㅠㅠㅠㅠ
整形外科では
副鼻腔炎自体が
耳鼻咽喉科領域なので
よくわかりませんㅠㅠㅠㅠ
それで結局… 私の出番です。
私が根本的な原因である
ネジを取り除くと同時に
副鼻腔炎を治療できる機械を
開発しました。
開発と言っても
大がかりな機械のような
ものではなく
素晴らしい発明品とは言えませんが
ネジを取り除いて
副鼻腔を埋めている
大きな炎症組織を
除去することができる機械です。
そしてそれに加え、
残っている炎症を取り除く
投薬プロトコルを作りました。
その結果
手術と薬物治療の一ヶ月後に
次のように変化しました。

耳鼻咽喉科と整形外科の
2つの領域にまたがっているため
治療が難しく再発が続いていた
副鼻腔炎を
今は1度っきりの手術と
投薬プロトコルで
再発せずに
完全に治療することが
できるようになりました。
1ヶ月前後の写真であって
プロトコルを1ヶ月ずっと
投薬するわけではありません。
今日は顔面輪郭手術、及び
顔面輪郭保形物を入れる時に
使用した固定ピン(チタンねじ)
により発生した
副鼻腔炎(蓄膿症)の治療について
ご説明いたしました。
根本的な原因である
異物(ねじだけでなく
ボーンセメントやその他の異物)
を除去することなくしては
副鼻腔炎と
これによる痛みは
再発し続けます…
ですから、異物除去と共に
副鼻腔炎を
治療しなければならないという点…
とても重要な事実なので
この記事をご覧になっている
整形外科の先生や
耳鼻咽喉科の先生は
参考になさってください。
私ができる治療は
整形手術時に使用した異物による
副鼻腔炎治療です。
一般的な蓄膿症の治療は
私にはできません!!!
蓄膿症の治療は
必ず耳鼻咽喉科で受けてください!!!
お知らせ(2021年6月5日の内容)
↓↓↓
CBK整形外科の診療を
再開します!!!
私が1年間、海外研修を終えて
論文の提出も終えて
ついに、いよいよ
診療を再スタート
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巷では
「事故が起きて病院をたたんだ」
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そんなことをしては
いけません
今までどうして
席を外していたのか
何をしていたのかは
論文に発表されます
期待してください~~

















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