CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”

 

 

 

脳出血⁇

頬骨縮小術のあり得ない副作用ㅠㅠ

 

 

 

 

形成外科だけでなく整形外科など

手術時に使われる金づちです。

 

専門用語で(専門用語というのもあれですがㅎ)

ハンマーと呼びます。

 

 

 

なぜ突然、

頬骨手術の副作用にハンマーなのでしょうか?

 

 

 

先日話にもならないとても奇怪な話を聞いて

なぜそんな方法を使うのか…

 

 

韓国には両顎や顔面輪郭の専門修練病院がないため

私は外国で専攻をして韓国に戻ってきたのですが

教科書にも出ていない、

韓国だけで見られる方法が使われておりました。

 

 

今からお話する手術方法もそのうちの1つですが、

一番話にもならない致命的な副作用が起こり得る方法です。

 

 

 

頬骨縮小術の方法については

既にお話しました。

 

私のブログ

 

 

必ずご覧ください。

 

 

 

頬骨縮小術の基本原理は

 

前側の本体部分を骨切りして

もみあげ部位の所謂アーチと呼ばれる部分を骨切りして

 

縮小し、固定をして、

 

小さくなった頬骨が

再度融合するようにしなければなりません。

 

 

 

この過程で

 

もみあげした部分、

つまりアーチ部分を骨切りする時

 

次のように

楔(専門用語でオステオトーム[osteotome])を

アーチの骨に当てて

金づちで打って骨を骨切りするといいます。

 

 

このような方法が時折使用されるそうです。

 

 

 

 

 

このような

オステオトームを利用してアーチを骨切りする方法は

一般的には使用しません。

 

一般的に使用されないのではなく、

私も初めて聞いた方法です。

 

 

 

拡大して見ると

次のようにオステオトームという楔を

頬骨アーチの骨に当てて金づちで打って

アーチの骨を骨切りするというお話です。

 

 

 

(実際はこれよりも細いオステオトームを使いますが

全部消毒中だったので出ていた器具で写真を撮りました)

 

 

 

下側から見ると

頬骨アーチ部位を次のように

オステオトームという楔を当てて

楔の上部分を金づちで打って

骨を骨切りするといいます。

 

 

 

 

 

拡大して見ると次のようです。

 

 

 

 

では頬骨縮小術の方法の中でも

このようにオステオトームを利用して

アーチ部分を骨切りすることが

なぜいけないのでしょうか?

 

 

なぜ致命的な副作用の可能性があるのでしょうか?

 

 

 

 

上のように

オステオトームを当てて上から金づちで打ちます。

 

 

 

しかし一歩間違うと…

 

今回私がするお話のケースもまさにこのケースでした。

 

 

 

頬骨アーチ骨を突き抜けて

すぐ下の頭蓋骨まで突き抜けてしまうということです。

 

下の広い部分がまさに頭蓋骨です。

 

 

 

つまり、

先が鋭いオステオトームをハンマーで打った時

アーチ骨を切って、より下にまで落ち

すぐ下の頭蓋骨まで突き抜けて

脳出血が生じるのです。

 

このような危険な方法は絶対に使用してはいけません。

 

 

 

きちんと頬骨手術をされる先生の場合、

 

頭蓋骨とは何の関連もなく

アーチ骨を骨切りすることができる、

 

つまり頭の骨の近くにも行かない安全な方法を使い

安全な方法で頬骨縮小術を行っているので

 

上のような脳出血という致命的な副作用については

ご心配されなくても大丈夫です。

 

 

絶対にハンマーを使ったりだとか

力を入れたりはしません‼

 

 

 

しかし

このようにして脳出血が生じたケースがあった

という今日のお話でした。

 

 

 

前から見ると、

 

 

 

このようにアーチの骨をオステオトームで切るのですが

 

より深く入ってしまい

下の写真のように頭蓋骨を損傷してしまう可能性があります。

 

 

 

 

 

再度お話をしますと、

 

この方法はきちんとした顔面輪郭専門医の場合

絶対に使用しない方法で

 

頭蓋骨とは何の関連もない程度の

安全な方法を使用します。

 

 

 

上の方法は

オステオトームをハンマーで打って骨切りをすると

お話しましたが、

 

両顎手術でもなく顔面輪郭の場合

絶対にハンマーを使用することはありません。

 

 

私の場合両顎手術時にも

ハンマーを使用しない方法を使います。

 

 

 

上のように危険な方法を使用される先生方に

なぜこの方法を使うのかと聞くと

 

切開創の広さを狭くすることができるからだといいます。

 

 

 

しかし安全な、私が使用する方法を使っても

切開創は1㎝を超えません。

 

 

下の写真は頬骨縮小術時に

アーチ部分を骨切りして縫合をした写真です。

 

 

 

 

上のように

頬骨アーチをデザインし切開をして骨切りをしますが、

 

 

 

 

定規で測ると1㎝にも満たないです。

 

 

 

 

縫合をしたら3針程度になります。

 

 

後でプレートを除去する時には探しても分からない程に

傷跡は見えなくなります。

 

 

 

下の写真は

他の病院で髪の毛の中から切開した後生じた脱毛です。

 

このようにもならないので安心して

安全な方法で手術を受けられてください。

 

 

 

 

 

私のブログ

 

 

 

こちらもご覧ください。

 

 

 

今日は

あり得ない頬骨縮小術の副作用である

脳出血についてお話しました。

 

 

 

私もはじめはこの方法を聞いて話にもならないと

誰がこんな方法を使うのかと疑っていましたが、

 

実際このような副作用があったというので

ブログにまとめました。

 

 

 

両顎手術でも顔面輪郭でも

不可抗力的な脳出血が生じる可能性はあります。

 

それも想像することもできない、予測することもできない、

夏休みに頭に雷が落ちる確率より少ない確率で

起こる可能性があります。

 

 

しかし

上のような方法、

出処もなく相当危険な方法であることを知りながらも

しかも他に100%安全な方法があるのにも関わらず

この方法を使用して

致命的な副作用が起こってはならないと思い

今日お話をさせていただきました。

 

 

 

 

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