CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”

 

 

 

エラ削り手術の方法

顔面輪郭専門医が教える方法

 

 

 

 

きちんとしたエラ削り手術前後の正面レントゲンです。

前後で差が分かりますか?

 

 

 

今日は

きちんとしたエラの矯正をどうやって行うのか…

 

質問が多く、

手術方法についてお話しようと思います。

 

 

以前にも長い曲線骨切り術についてはお話しました。

こちらのブログを読んでみてください。

 

 

 

実はエラ削り手術時の長い曲線骨切り、

たった一度で長い曲線骨切りをしてエラの矯正をするというのは

簡単なことではありません。

 

そのため形成外科の教科書にも

このように載っています。

 

(写真の出処は著者カンジンソン/形成外科学3rd ediction, 第4冊2156ぺージです。)

 

(写真の出処は著者カンジンソン/形成外科学3rd ediction, 第4冊2157ぺージです。)

 

 

上の教科書を見て分かるように

このように何回かに分けて骨切りをするようになっています。

 

 

 

しかし

このように何回ものこぎりを入れていると

組織に傷がたくさんできて血もたくさん出て

結果的に腫れが酷く回復が遅いです。

 

 

そのため経験が多い方達は

次のように長い曲線骨切り術をされます。

 

 

このように1度に長い曲線に骨切りをすると

周辺組織に傷がつく回数が減り

出血量も減り

結果的に回復が早いですよね。

 

 

しかしこのような1度の長い曲線骨切りは

簡単ではありません。

 

口内のよく見えないエラの部分を

感でこのように曲線で1度に切ることは

とても難しいです。

 

 

そのため次のように適当に骨切りされたり

間違った骨切りになるケースも多いです。

(他病院で間違った骨切りまたは不満足により

エラ削り再手術のため

私の病院にお越しになられた方達です。)

 

 

上の写真を見ると

どこが失敗でしょうか?

 

下の写真の赤色線が骨切り線です。

 

右側は切ってもおらず

左側の先だけ“ぽきっ”と骨切りされています。

 

エラ削り手術の効果は当然ないです。

 

 

 

 

 

この患者さんは耳裏エラ削り手術を受けられました。

どこが問題でしょうか?

 

下の写真の赤色線が骨切り線です。

 

この方も先だけ“ぽきっ”です。

正面効果も全くありません。

 

 

 

 

 

この患者さんの場合

顎先も手術されたのですがㅠㅠㅠㅠ

 

プレートだけごちゃごちゃ埋められ

エラはとても過切除がされて

神経線が切られてしまいました。

 

下の赤色線が骨切り線で

青色点線が神経線で、

神経が骨切り線により切られたケースです。

 

左右の唇、下顎の感覚がまったくありません。

 

 

 

 

 

このようにエラ削り手術は

長い曲線で行うのが簡単ではありません。

 

 

そのような手術である分、

きちんとした病院を選んで

きちんとした顔面輪郭専門医に

手術は受けなくてはなりませんよね。

 

 

 

1つだけポイントをお教えするとすると

矯正後2週間目の時に必ず

レントゲンで切られた顎の形を確認されてください。

 

 

 

次回はきちんとした骨切りを

レントゲンを通してお見せします。

 

 

 

 

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