CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”

 

 

 

エラ削り手術の副作用?

顎先手術の副作用?

 

 

 

 

 

 

私が以前

エラ削り手術時に

過多出血を引き起こす可能性がある血管について

お話をしたことがありました。

 

 

その内容を見ていただくと

エラ、顎の矯正時に

過多出血を引き起こす可能性がある血管を

いくつか紹介しながら

 

顔面輪郭専門医なら

出血が起こらないように

血管保護装置をセッティングして手術をし、

 

またエラのような場合

目には見えないので感で行うのではなく

口内切開をして確実に目で確かめながら手術を行うため

このような過多出血は起こらず、

 

もし出血が起こったとしても

すぐに止血をする方法が3段階に分かれてある

とお話しました。

 

 

 

エラ削り手術時に傷つきやすい

顔面動脈という血管ですが、

今日の患者さんは

顎先再手術をしながら切れてしまし

出血が発生しました。

 

 

実は出血は

いつでも起こり得ます。

 

しかし止血をする過程で

問題になった部分をお話しようと思います。

 

 

 

まずレントゲンをお見せします。

 

 

レントゲンで何かおかしなものが見えますよね?

 

 

 

パノラマ写真でも何かが見えますね?

 

 

 

 

エラの下、赤色丸で表示をしました。

 

 

 

赤色丸の中を見ると

10個以上のクリップがあることが分かります。

 

 

 

患者さんのお話によると

エラ削り手術ではなく、

顎先手術後にあったとのことでした。

 

 

上のクリップは太い血管が切断されて

過多出血が起こった時に使用する

別名Hemoclip(ヘモクリップ)という器具です。

 

 

次のように血管を掴んで先を閉じます。

 

 

 

 

次のように

様々な種類、様々な大きさがあるクリップです。

 

 

 

クリップはサイズ別に分けられます。

 

 

 

この小さなクリップを

次のような器具で掴んで血管を絞めて

切断された血管の出血を止めます。

 

 

 

 

出血がある血管を次のように止めます。

 

絵の上のように

事前に血管を止めておいて

出血が起こらないようにして血管を切ったりもし、

 

下のように

血管が切れた時

絞めて出血を止めたりもします。

 

 

 

上の写真は

下の会社のホームページから抜粋しました。

 

 

 

 

では上の患者さんのレントゲンでの問題点は

何でしょうか?

 

 

 

この器具は使用したりもします。

 

もちろんこの器具を使用せず

止血をする方法もありますが、

その方法を知らないなら

器具を使わなくてはいけないですよね。

 

 

しかし問題は

正確に血管を掴んで1度、或いは2~3回に分けて

血管を正確に止めなくてはいけないのに、

上の患者さんの場合

約13回にも渡って止められました。

 

ただ探り当てるかのように止めて

引っかかったらそれでよくて

引っかからなかったらずっと止め続けるのです。

 

 

しかし下顎はいつも接触する部分であり

接触があると問題が発生する可能性があります。

 

 

後で年を取った時

外から触ると分かることもある程度です。

 

 

患者さんは除去してくれを仰られましたが、

完全除去の可能性は低く

除去時また出血する可能性があるので

そのままお過ごしにならなくてはいけないという言葉しか

お伝えすることがありませんでした。

 

 

 

今日はエラ削り手術時に時折損傷を受ける

顔面動脈から出血を防ぐために

過度に使用されたヘモクリップに関するお話でした。

 

 

ですが顎先手術時に

このような出血が起こったということが

ちょっと理解しがたいです…

 

エラ削り手術の副作用というよりかは

顎先手術の副作用でしょうか?

 

副作用と言うよりかは

副作用を防ぐための処置でしたが

とても適当にされたようなケースでした。

 

 

 

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