CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”

 

 

 

エラ削り手術の副作用

下歯槽神経切断による

感覚異常・感覚喪失

 

 

 

 

上の写真は何だと思いますか?

 

 

先日エラ削り手術の副作用により

私の病院にご来院された方の3DCT写真です。

 

赤色で隠されておりますが、

どんな副作用が起こったのでしょうか?

 

 

 

夏休みになりたくさんの方達が

顔面輪郭手術のために病院にいらっしゃいます。

 

 

カウンセリング時にいつも聞かれることが

まさに副作用です。

 

その度に私がお伝えしていることがあります。

 

 

この世には副作用ない手術はなく、

副作用なく手術する医師もいない

です。

 

実際にもそうです。

 

 

しかし

きちんと顔の骨について専攻して

きちんとした検証された方法で

原則を守ったのなら

取り返しのつかない副作用は起こらないでしょう。

 

 

 

今日お話する患者さんの例は

原則もなく、検証もされていない方法で

エラの矯正を受けられて、

 

取り返しのつかない副作用である

神経切断という

致命的な副作用を経験された方のお話です。

 

 

もちろん下顎、唇の感覚は一切なく、

生涯一部分感覚喪失の状態で

生きなければなりません。

 

 

しかし先にお伝えしておきたいことが

きちんと原則だけでも守っていたら

絶対にこのような致命的な副作用は

起こることはありません。

 

私も今まで数千例の矯正をしてきましたが

このような神経切断は1度も起こったことがありません。

 

 

そのため

起こることのない、

起こるわけがない副作用だと思っていたのですが…

 

 

私たちの病院に

再手術や副作用で来られる方達が多いですが、

他病院で神経切断されたケースがかなりあり、

とても心苦しい残念なケースが多いです。

 

 

 

患者さんの3DCT写真をお見せします。

 

 

いつもお伝えしているように

3DCTではきちんと見ることもできないので

重要ではありません。

 

むしろ下に上げている断面写真、

つまり一般のCTが重要です。

 

 

しかし

韓国の自称顔面輪郭専門医の先生方の中には

この断面CTを見ることができる方は

果たして何人いらっしゃるでしょうか…

 

 

 

エラ削り手術時、

皮質骨骨切りをするといって

とてもガッツリ切り取られ

 

下歯槽神経ごと切り取られてしまったんじゃないか

くらいに骨切りされています。

 

 

下の赤色丸部分ですね。

 

このようにガッツリ骨切りをした場合…

 

理解することもできませんが

このように骨切りがされて

左右の神経がどちらも切断されて

感覚がないのです。

 

 

 

 

少し横から見ると

青色丸の中に見えるように

骨がガッツリ凹んでいます。

 

 

上の写真の骨切り線を

下に赤色点線で表示しました。

 

このように皮質骨切りをするのは

矯正方法の中でも最も簡単な方法です。

 

 

そのため長い曲線骨切りはせず

皮質骨切りだけする場合は

顔面輪郭専門医ではない方が主に行う方式で、

 

術技自体は簡単ですが

このような致命的な副作用が起こる可能性があります。

 

 

 

 

重要な顔の骨の垂直断面CTです。

 

 

 

顔の骨の垂直断面写真です。

 

まだ骨切り線が神経線を犯していない部位です。

 

 

下に

骨切り線(赤色点線)と神経線(青色丸)が

表示されています。

 

赤色点線の外側が切り取られた部位ですが、

まだ神経線は安全に内側にあります。

 

 

 

 

しかし

より後ろ側へと行くと

骨切り線が神経線を犯し始めました。

 

 

下歯槽神経の半分程度が

骨切り線で切り取られています。

 

 

下の赤色点線骨切り線が

神経線(青色丸)の半分を侵食している、

 

つまり

神経線の半分が切り取られたのです。

 

 

 

 

より後ろ側へと行くと

神経が完全に骨切り線に

完全に被さっています。

 

 

神経線が皮質骨切りと一緒に切り取られて

全く見ることもできません。

 

 

下の画像を見ると

骨切り線である赤色点線の内側には

神経線がありません。

 

神経線が切り取られてしまったのです。

 

 

エラ削り手術、皮質骨切りの副作用である

神経損傷…

 

その中でも完全に神経切断されたケースです。

 

 

 

 

よりもっと後ろ側へと行くと

ほぼ切り取られて

残っていた神経の一部が少し見えます。

 

 

切り取られて残った神経の姿が

見え始めました。

 

 

下で見ると青色丸の部分に

切り取られて残った神経が見え始めました。

 

 

神経が残っているから大丈夫だと

考えられたりもしますが、

 

神経は切られたら

残っている部分とは関係なく

感覚が無くなります。

 

 

 

 

 

今日のエラ削り手術副作用、

神経切断によって

感覚喪失、感覚異常が起こった患者さんの

顔の骨水平断面CT写真です。

 

 

 

骨切り線が見えますが、

まだ前部位では神経が切断されてはいなく

きちんと保存されています。

 

 

下の骨切り線(赤色点線)の中に

神経(青色丸)が見えます。

 

 

 

 

少し後ろへと行くと

骨切り線に神経が半分切り取られた姿です。

 

 

神経線の半分が

骨切り線によって切られています。

 

 

下の青色丸赤色点線

つまり皮質骨切り線に

半分程度が切られた姿です。

 

 

 

 

より後ろへと行くと

完全に神経が切り取られて

神経が全く見えません。

 

 

骨切り線の内側に神経がありません。

切り取られたのです。

 

 

下の

エラ削り手術皮質骨切りの骨切り線である赤色点線の中に

神経がないですㅠㅠ

 

切り取られて無くなってしまいました。

 

 

 

 

今日はエラ削り手術の副作用の中でも

絶対に起こってはいけない副作用であり、

原則だけ守っていたら

絶対に起こることはない副作用である

下歯槽神経切断についてお話しました。

 

 

特にこの患者さんは

エラ削り手術の中でも長い曲線骨切り術ではない、

皮質骨切り術だけ受けられたのですが

 

長い曲線骨切り術が一緒に行われていない

皮質骨切り術の場合、

つまり、皮質骨切り術だけした場合

 

効果はドラマティックではないため

欲を出してこのように過切除をするようになり

 

そうしながら神経が一緒に切断されて

切り取られてしまったケースでした。

 

 

 

長い曲線骨切り術を受けることで

安全的に効果を得ることができます。

 

 

上でお話したように

私も一度も経験したことがなく、

起こることもない副作用だと考えていたのですが

韓国に戻ってきたら意外と多いですㅠㅠ

 

 

しかも私たちの病院の場合

他病院で手術を受けられた後

再手術や副作用によって

お越しになられる患者さん達が多い関係で

より目にするのかと思います。

 

 

私のブログ

→【エラ削り手術後、感覚がないです。神経切断の副作用でしょうか?

エラ削り手術後、感覚がありません…神経損傷ですか?2

を必ずご参照ください。

 

 

 

とにかく今日は

きちんと原則を守ったなら起こることもないエ

ラ削り手術の副作用

下歯槽神経切断についてご説明をしました。

 

 

感覚喪失や感覚異常が

一生続くケースがほとんどです。

 

しかし

きちんとした病院をご選択されたなら

絶対に起こり得る副作用ではないので

安心して手術を受けられてください。

 

 

 

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