CLICK“チェボンギュンの顔の骨のお話”
頬骨縮小術は
どこから行いますか?
頬骨縮小術ほど
様々な手術方法がある手術はないと
お話しておりました。
私のブログ
【頬骨縮小手術の方法について -2 頬骨の種類別 縮小手術方法】
【頬骨の方法について -3 固定方法によって異なる頬骨縮小手術の方法】
を必ずご覧になられてください。
頬骨縮小術の方法の中でも
今日はお問い合わせが多い
口内切開で頬骨縮小術をするべきか、
もしくは頭皮冠状切開でするべきか
について
ご説明をしようと思います。
つまり、
切開創による頬骨縮小術の方法について
ご説明します。
頬骨縮小術は
頬骨の前側の本体と
後ろ側のアーチという部分を骨切りして
内側へと押し入れ
固定をしてあげる手術です。
赤色丸が表示されている2つの部分を骨切りして
押し入れて固定をしてあげるのが
まさに頬骨縮小術です。
問題はこの2カ所の骨切りを
どの切開創を利用して行うかです。
ほとんどの美容外科では
頬骨縮小術時
前側の本体骨切りは口内切開(約3㎝)を利用し
後ろ側のアーチ骨切りは
もみあげや髪の中に1㎝の切開創を利用して
行っています。
しかし
時折インターネットでも上がっていて
お問い合わせくださることが、
まさに頭皮切開或いは
頭皮冠状切開(以下、頭皮切開)を利用した
頬骨縮小術です。
もちろん
頭皮切開を利用した頬骨縮小術は
とても良い方法です。
特に手術をする医師にとっては
とても良い方法です。
とても楽に視野を確保して
手術をすることができるからです。
しかし
下の頭皮切開をする姿をご覧になられると
患者さんの立場からは
然程よい頬骨縮小術の方法ではないんじゃないかと
思います。
頭皮冠状切開を利用した頬骨縮小術は
上の絵で分かるように
髪の毛の中に赤色線に沿って切開が入ります。
左右の耳まで繋がる切開をして
右側の写真のように
頬骨を露出させるために
額から頬骨まで
皮膚を含めた軟部組織を持ち上げるのです。
頭皮切開を利用した頬骨縮小術…
患者さんにとっては
とても過酷な手術ではないかと思います。
もちろん
頭皮切開を利用した頬骨縮小術が持っている
メリットもあります。
しかしこのようなメリットは
頬骨縮小術に関する
たくさんの経験とノウハウがある医師なら
口内切開を利用しても
充分に得ることができるメリットなため、
敢えて頭皮切開を利用した手術を受けなくてはならないのか
疑問にも思います。
また頭皮切開時に起こる副作用もあります。
顔面神経損傷だとか
脱毛も含まれます。
私も頭皮冠状切開をたくさんしてきました。
頭の骨を合わせるための手術や
頬骨縮小術を何度も受けられてきて
これ以上口内切開で行うことが不可能な時にしてきました。
しかし初手術から
このような過度な切開を利用した頬骨縮小術をすることは
私は反対です。
今日は
頬骨縮小術時に使用する
切開創についてお話しました。
頭皮切開を利用した
頬骨縮小術のメリットもありますが、
このようなメリットは
熟練の医師なら口内切開でも充分に得ることができ、
何回も頬骨再手術を受けてきて
口内切開が不可能な患者ではないのなら
当然
口内切開を利用した頬骨縮小術を
受けられることをお勧めします。
併せて上で言及した手術方法に関した内容は
かなり私の個人的な意見だということを
お伝えいたします。
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