CLICK“チェボンギュンの顔の骨のお話”
Vラインを作るための
T字骨切りオトガイ手術の副作用
ある方から
最近流行しているVライン手術の必須項目、
T字骨切りオトガイ手術の副作用について
ブログを書いてくれと
お願いされました。
そのため今日は
私が今まで手術をしてきながら
実際に発生する可能性があると思う副作用について
お話しようと思います。
Vライン手術の必須手術である
T字骨切りオトガイ手術の副作用には
大きく問題になるような副作用はありません。
副作用として敢えて挙げるとすると、
以前に私がブログでもお話したように
段差が触ると分かる場合があります。
私のブログ→☆をご参照ください。
上の写真を見ると
長い曲線骨切りエラ削り手術で骨切りされた骨が
2つあります。
下の骨の先(青色矢印)を見ると
先が尖った状態で切られている姿が分かります。
2次角或いは段差を作らないために
このように切ったのです。
しかし上の骨を見ると
先が尖ってはおらず、
段差で(赤色線)切られている姿を見ることができます。
この部分がまさに
T字骨切りオトガイ手術による段差です。
つまり、
下の写真の矢印が指している部分の段差です。
上の絵は
T字骨切りオトガイ手術を利用した
Vライン手術をする過程ですが、
矢印部分の段差がまさに
一番上の写真の
上の骨の赤色線になる部分です。
では
絵のように切れば何の問題もないのに
なぜ副作用だと先に言及したかというと、
このように長い曲線エラ削り手術の骨切りラインを
T字骨切りオトガイ手術ラインと繋げて骨切りすることが
そう簡単なことではありません。
以前にもお話しましたが、
神経の下にのこぎりを入れて
神経を保存して
骨だけ切らなくてはならないからです。
それも1ピースとして1度に骨切りするためには
経験がたくさん必要な部分です。
私のブログ→☆をご参照ください。
それ以外には
神経損傷がありますが、
これはレントゲンを見ながら手術をすれば良いですし、
ある程度経験のある方なら
どの位置で骨切りをすれば
神経が安全に維持できるか
ご自身なりのノウハウがあるでしょう。
教科書に出てくるポイントがあったりもしますが、
そのようにしても傷つくケースが多いです。
それ以外で他の副作用だとかは
特に思いつくものはありません。
Vラインを作るためのT字骨切りオトガイ手術は
安全な手術ですので
副作用についてご心配はなされず
手術を受けられてください。
上の写真は
Vライン手術を受けられた患者さんですが、
少し過度に尖ったラインを望まれた方でした。
顎先の尖り具合は
患者さん達が望んでいる通りにお作りしています。
時には人形のような姿を
望まれている方もいらっしゃるし、
自然なラインを望まれている方もいらっしゃいます。
患者さんが望んでいる形に
Vラインを作っております。
今日はVライン手術の中でも
T字骨切りオトガイ手術の副作用について
お話しました。
安心されて手術を受けられてください。
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