CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”

 

 

 

エラ削り手術の副作用

 

 

 

 

 

 

今日は

顔面輪郭手術の中でも

実際に発生し得る

エラ削り手術の副作用について

お話していきます。

 

長期休暇が近づくと

顔面輪郭手術に関するお問い合わせが増えます。

 

しかし

たくさんの方が誤解をされていらっしゃいます。

 

そのため以前にも

間違えて認識されている顔面輪郭手術の副作用といって

何回かに分けてブログでお話をしておりました。

 

 

 

エラ削り手術の副作用だけではなく

巷で出回っている顔面輪郭手術の副作用には

問題点があります。

 

一部病院ではとても稀な副作用を

なんとも当然の副作用かのように説明をしたりするため

患者さん達が頬骨手術をすると副作用が100%だ、

エラ削り手術をすると感覚がなくなる、

などの間違った考えをお持ちです。

 

先日には

セットバック手術を受けられた方が来られたのですが

歯4本死んでおりました。

 

お聞きしたところ

当然セットバック手術をすると

歯が全部死ぬんだと思っていたと仰られました。

 

手術をした先生がそのように説明していたと、

私は何とも言葉も出てきませんでした。

 

100%

形成外科の医師の責任だと思います。

 

顔面輪郭手術が大流行をしているからか

誰でも飛びついて、

たくさん副作用が起きていますが

このように揉み消しているようです。

 

 

 

もちろん副作用のない手術はなく

副作用なく手術をする医者もいません。

 

私も同じです。

 

しかし

積極的に対処するというより

間違った説明で

あたかも当然かのように説明をすることは

問題ではないかなと思います。

 

 

 

では、本論に入りまして

実際私が手術をしながら経験したエラ削り手術の副作用には

何があったのか、

お話したいと思います。

 

私に手術を受けられた方達は

副作用についての説明の中で

このお話を聞いてくださったかと思います。

 

 

 

私の経験上

実際に経験する

エラ削り手術のよくある副作用は

血が溜まることです。

 

血腫といいます。

 

私の基準で

平均1年にお1人ほど起こります。

 

私が韓国に戻ってきたその年には

3回血腫がありました。

 

それ以降は1度もなかったのですが、

先日あるお1人に血腫が発生しました。

 

簡単に治療室で

注射器で血を除去しました。

 

 

血腫を防止するために

エラ削り手術後、入院を1日していただく間に

ドレーンを着用するようになります。

 

そして

1日経ったらドレーンを除去するのですが

それ以降2~3日の間に発生するようになります。

 

もちろん

エラ削り手術後

数時間内に血が止まりますが、

2~3日後に突然

エラ削り手術部位の筋肉や骨に力が加わった等の

外部衝撃により、

或いは血圧上昇により

出血が発生するのです。

 

血腫が生じたら

処置は量が少ない場合

注射を利用して取り除きます。

 

しかし量が多かったり

若干でも固まっている状況なら

口内の傷を若干開けて入り

血を除去してあげて、

血が出る血管があれば止血をしてあげて、

また縫合をしてあげるようになります。

 

以降は大きな問題にはならず、

ただ回復期間が若干長引いたりします。

 

 

 

それ以外に

たくさんの方達が心配しているものの中には

神経損傷がありますが、

私のような場合1度も起きたことはなく

レントゲンを見て手術をするため

ある程度の経験でもある先生なら

神経損傷は心配する必要がないでしょう。

 

私のブログ→をご参照ください。

 

ただ、手術後には

単純に熱感はあります。

 

腫れによって感覚が少し弱まったりしますが、

腫れが引きながら数日の間に回復するので

心配なされないでください。

 

 

 

そして

エラ削り手術の副作用といえるものは

非対称ですが、

 

1つ考慮してほしいことが、

私たちがエラの骨の手術をするけれども

手術結果は骨だけではなく、軟部組織

つまり頬の肉まで一緒に見るようになります。

 

そのため

軟部組織まで考慮をして

骨を骨切りしなければなりません。

 

そうするとある程度

骨では非対称が見えたりしますが、

最終結果を考慮した部分ですので

理解してください。

 

もちろん結果が非対称だったなら

またしなければなりませんよね。

 

 

 

最後にボコボコな骨です。

 

これは長い曲線で1度に骨切りをすると

問題は起こりません。

 

もちろんこのように

1度に長い曲線で切るのは難しいです。

 

私もエラ削り手術だけで500ケース以上行ったことで

自然な長い曲線骨切りが

できるようになったと思います。

 

 

 

エラ削り手術前後写真をお見せします。

 

 

上でお話したように

エラ削り手術の副作用は稀なものです。

 

副作用を撮った写真がなかったので

エラ削り手術患者さんのお写真をお見せします。

 

上の写真がエラ削り手術前、

下の写真がエラ削り手術後です。

 

エラ削り手術前の写真を見ると

あまり大きくは見えませんが、

正面から見た時にとても酷く目立っていた方でした。

 

下の写真を見ると

長い曲線骨切りエラ削り手術の結果が見えますよね?

 

 

 

結論的には

実際に心配しなければならないエラ削り手術の副作用は

血腫程度ではないかなと思います。

 

もちろん

1年にお1人程度(私の基準)起こる副作用ですが

エラ削り手術の副作用では一番良くある副作用です。

 

 

 

CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”

 

imageimage