CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”

 

 

 

口唇口蓋裂40年経歴の総整理

パクビョンユン教授

チェボンギュンCBK発表

SCI論文シリーズ2弾

2-1

 

 

 

最近

副作用死亡事故などの報告がたくさんされており

ニュースにも報道されております。

 

私のブログ“チェボンギュンの顔の骨のお話”では

このような顔の骨の手術時の副作用について

客観的な論文を根拠

シリーズとしてブログを掲載しております。

 

下のリンクをクリックされると

“チェボンギュン(CBK)発表SCI論文シリーズ”1弾として

顔の骨の手術時の副作用に関する

客観的であり

予防のための方法まで提示されておりますので、

下のリンクを直接クリックされてご覧になられてください。

 

 

 

今日は

口唇口蓋裂分野において

40年以上の経歴をお持ちの

パクビョンユン教授

今までのすべての経験と

学問的な知識の集大成であり

SCI論文に掲載された内容について

ご紹介いたします。

 

著者リストには

私(チェボンギュン CBK)も第2著者になっております。

 

 

 

以前にも少し言及をしておりました。

 

2次性口唇鼻変形について

これまでの患者さんの特徴を分類し

この分類によっての矯正法を研究され

計7つの原因とこれに対する矯正法

論文として発表されました。

 

私(チェボンギュン CBK)が最近論文の話をしております。

 

私が書いた論文もありますし、

教授が掛かれた論文もあります…

 

論文についていつもお話している理由は

形成外科という学問自体が生命と直結したり、

障害を引き起こすような副作用が少ないと考えられているため

医療技術に対しての審議や管理がきちんとされておりません。

 

そのため検証されていない手術法が

あたかも素晴らしい技術かのように

或いは最先端という肩書をつけて流行しております。

 

このような最先端技術なら

まだ実験を兼ねて

(もちろん実験するために行う手術はいけないです)

してみたりはされておりますが、

 

先端でもなく、

かといって既存の方法から大きくメリットが生まれているわけでもなく、

ただマーケティングのためのかっこいい用語で装飾され

インターネットに飾られております。

 

このような検証されていない手術法により発生する

副作用や合併症を知っているのか知らないのか、

止めることなくずっと広告して施行されておりますが…

 

最近いくつかの技術は

10年~20年程度経った時には

集団訴訟に引っかかりそうな技術もありますㅠㅠㅠㅠ

 

簡単に考えても問題が長期的に起こってきそうなのに

それを知りながら施行しているのか、

それとも何も知らないのか、

私も真相は知りません。

 

 

私がいつも強調しています。

検証された方法、原則を守った方法!!!

 

 

私のブログには患者さんだけではなく

看護師の方や医師の先生方も

たくさんご覧いただいております。

 

そのため最近では

少し一般人の患者さんには難しいかもしれませんが

専門的な部分まで説明をしております。

 

できる限り分かりやすく説明をするように

心がけておりますが

それでも難しい部分はありますㅠㅠㅠㅠ

 

検証された方法、

きちんとした方法をお話するという点から

論文を根拠にし、論文を主に説明をしています。

 

少し難しいかもしれません。

ご了承ください。

 

 

 

論文をできるだけ

SCI級ジャーナル或いはSCOPUS搭載ジャーナルを

メインに説明しております。

 

高校生が2週間だけインターンしても掲載できるような

そんな国内用ジャーナルは私も見ませんし

言及したりもしません。

 

形成外科分野

或いは私が専門としている

顎顔面分野の有名なジャーナルとしては

Plastic and Reconstructive Surgery

Journal of Oral and Maxillofacial Surgery

Annals of Plastic Surgery

Aesthetic Plastic Surgery

Journal of Plastic

Reconstructive and Aesthetic Surgery

British Journal of Oral and Maxillofacial Surgery

Journal of Craniofacial Surgery

などあります。

 

たぶん私のブログで

たくさん見たことがあるジャーナルの名前かと思います。

 

もちろんこれ以外にも

形成外科のみならず

歯科方面や耳鼻咽喉科方面のジャーナルにも

一緒に論文を発表したりもします。

 

しかし一般的には

上のジャーナルが重要なジャーナルです。

 

 

 

今日お話するジャーナルと内容は

まずJournal of Oral and Maxillofacial Surgeryという

JOMSジャーナルとして

アメリカ顎顔面外科医師会から発行されているジャーナルで、

顎顔面外科関連医師達が一番見ているジャーナルであり

形成外科だけでなく歯科、耳鼻咽喉科医達まで見る

とても大きなジャーナルです。

 

内容は

今までパクビョンユン教授が手術された

2次性口唇鼻変形の病理的症状

つまり症状を7つに区分分類し

各症状別、分野別治療法をまとめたジャーナルです。

 

40年以上の経歴が総網羅された作品だと

考えることができます。

 

参考に下の写真及び内容は

Journal of Oral and Maxillofacial Surgery

69: 420-439,2011から抜粋しました。

 

 

 

詳しい内容は

1弾2弾に分けてご説明致します。

 

1弾は

2次性口唇鼻変形の解剖病理学的原因を

7つに分類した内容です。

 

つまり、

口唇鼻変形の解剖学的な原因の説明が

全てあります。

 

 

そして2弾では

解剖病理学的原因を矯正するための

7つの方法について説明します。

 

 

 

まず今日は1弾です!!!

これはこの論文のAbstractです。

 

 

私が今日

この論文を詳しく説明する理由は

最近2次性口唇鼻変形手術をとても簡単に考えて

何でもかんでも手術をしている傾向があります。

 

私の考えでは

形成外科で最も難しく高難易度の手術がまさに

2次性口唇鼻変形ではないかと思います。

 

 

口唇鼻変形の手術には

特に決まったルールがありません。

 

どういうことかというと

これは誰でもできると考えることもできますが、

反面では

決まったことがないため

手術室での能力に応じて結果が千差万別だと

考えることができます。

 

つまり

誰でもできるけれども誰でも上手にできない手術

まさに2次性口唇鼻変形矯正です。

 

唇だけ矯正してもダメだし、

美容的に鼻だけ高めてもダメだし、

口蓋だけ矯正してもダメです。

 

併せて

外から見える傷口だけを除去してもダメで、

曲がった形だけを治してもダメです。

 

唇に傷が出来ている原因、

傷が生じた根本的な解剖学的な構造

確実に理解しなければいけなく、

鼻が低かったり鼻の穴が非対称な

根本的な原因になる解剖学的構造を

理解しなければなりません。

 

根本的な原因を完璧に理解できないまま

外側だけを矯正した時、

結果の様相を見ると

手術直後にはそれなりに

形もきれいで傷跡も見えません。

 

しかし

時間が経つにつれて

傷がまた広がり形が変わります。

 

手術前に戻ったりもしますし、より悪くなったりします。

 

原因は

根本的な問題が解決されていないからです。

 

 

一般美容整形手術のように

外側だけを見て

外側だけに現れる結果だけを追っては、

このように時間が経つにつれて悪くなる結果を

迎えるしかなくなります。

 

その根本的な原因になる

解剖学的な構造を知らなくてはいけないのですが、

まさにこの論文で

パクビョンユン教授が40年を超える歳月の間で習得された

病理学的原因と

これに沿った矯正法を語られております。

 

 

外見と美容的な効果だけを見て行う胡椒の丸呑みのような手術、

時間が経つほど悪くなり再発し

手術前に戻ってしまうような矯正ではなく、

根本的な原因を解決

時間が経つほど再発しなく結果が良くなる

そのような矯正をされることを願います。

 

 

実はこのように手術をすることは

とても難しいです。

 

私がパクビョンユン教授を20年近くお供しておりますが

今まで縫合を1度も私に託されたことがございません。

 

教授が直接

デザイン、切開から縫合まで全てされます。

 

その分難しい過程であり

誰でもできる領域ではないというお話です。

 

 

 

論文の題名を見ると

口唇口蓋裂矯正手術を幼い時から受けて

成長過程で発生する

一側性2次性口唇鼻変形を矯正することにあたって

根本的な7つの矯正法となっております。

 

 

以前私のブログで

人の体は自動車のような機械のように

開けて閉じてを繰り返すことはできないとお伝えしました。

 

もちろん繰り返すことはできますが

繰り返すほど機械のように

より慣れて柔らかくなるのではなく、

反対に傷組織ができてまた開けるのが難しくなり、

解剖学的な歪曲症状により

予想もできない副作用が頻発する

というお話をしましたよね。

 

しかし

口唇裂または口蓋裂は1段階より酷く現れます。

 

下に続けてその説明を致します。

 

 

 

2次性口唇鼻変形の1つ目の解剖学的な原因、

 

 

1つ目、

根本的な解剖学的な問題点は上でも書いたように

口輪筋の変形です。

 

口唇裂の場合

度によって変わってはきますが、

根本的に或いは手術過程で

口輪筋がなくなったり損傷を受けて

それにより症状が外見に現れます。

 

この口輪筋(orbicularis oris muscle)は

口をすぼめる時に使用する

名前の通り口を囲んでおり

口を閉じたり、口を“お~”する時に使用される筋肉です。

 

 

この筋肉は口唇裂のほとんどの場合

ボリュームが少なかったりして

機能できない程度で生まれてきます。

 

よって手術時には必ず

この口輪筋をきちんと連結して

縫合をしてあげなくてはなりません。

 

しかし幼い時の初手術時に

縫合がきちんとされていなかったり、

縫合をしても傷組織により

組織がきちんと機能できない場合があります。

 

また

きちんと口輪筋が矯正されたとしても再発して

結局口輪筋が外れて

これにより唇が割れて見えたり

形がぐちゃぐちゃして見えたりします。

 

多分2次性口唇鼻変形の

最も根本的な解剖学的な問題ではないかと思います。

 

 

筋肉をきちんと縫合してあげればいいじゃないか

と考えたりされますが…

 

もちろん解剖学の本を読めば

色別にしっかりきれいに区分されています。

 

しかし実際開けて血が付き始めると

これが何なのか、あれは何なのか…

 

しかも一般的に口唇裂手術時期は生後3~4カ月ですが

この時期には筋肉の量がとても少なくて

縫合することが然程円滑にできるわけではありません。

 

とてもベテラン級ではないと…

 

 

このような理由で

口輪筋がきちんと縫合されていなかったり、

縫合されていても再発によって口輪筋が外れて

これにより2次性口唇鼻変形が発生したりします。

 

 

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