CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”

 

 

間違えて認識されている

顔面輪郭手術の副作用3

頬骨縮小術・エラ削り手術副作用

顎関節損傷

 

 

 

 

今日は前回に引き続きまして、

間違えて認識されている顔面輪郭手術の副作用として

頬骨縮小術或いはエラ削り手術の副作用である

顎関節損傷について

お話致します。

 

 

以前私のブログの頬骨編で

顎関節損傷を受けた患者さんのお話

したことがありました。

 

私のブログ→をご参照ください。

 

 

 

そしてその前に

少し思い出したことがあるのですが、

 

私の先輩の病院で

エラ削り手術を受けられた方がいらっしゃったのですが、

のこぎりが顎関節の方へと上がってしまい

顎関節が損傷してしまったと

私に病院に来てくれとSOSが掛かってきた時がありました。

 

私は私の患者さんの手術があったため

直接行くことはできず、

どんな風にすれば良いと対処方法を

電話で教えたことがあります。

 

 

このように時折、

とてもとても時折

エラ削り手術や頬骨手術中に

顎関節が損傷を受ける場合があります。

 

 

顎関節が損傷を受けると

当然口が開けられません。

 

 

顎関節再建手術を受けたり、

長期間口を開くことができないように上下の顎を結んで

時間がかなり経ってから

口を開ける練習をし始めなければなりません。

 

かなり治療期間が長く

結果を予測することが難しいものです。

 

 

 

そしてある患者さんからは

このようなお話を聞いて

口が開けられなくなってしまうのではないかと

ご心配される方もいらっしゃいます。

 

 

 

しかし結論的に

このような心配はする必要がありません。

 

 

 

エラ削り手術時或いは頬骨手術時、

基本的な解剖学的構造でも知っており

骨を切る電動のこぎりをきちんと使用することができる医師なら

顎関節が損傷を受けることもないと

考えられて大丈夫です。

 

もちろんここには

電動のこぎりを自由自在に使用することができる程の経験と

手術時周辺組織を保護することができる能力、

そして解剖学的な知識を備えていなくてはなりません。

 

 

 

今日は

患者さん達がご心配されている

エラ削り手術と頬骨縮小術の副作用である

顎関節損傷についてお伝えしました。

 

 

再度お話しますが

巷でエラ削り手術や頬骨縮小術後に

関節が傷ついたり

このような理由で

口を開けられなくなるかもしれないというお話が

噂されておりますが、

 

これはありえないお話で

顎関節損傷に関しては心配なされずに

安心されて手術をお受けになられても大丈夫です。

 

 

しかし

顔面輪郭を専門としている医師に

受けなくてはならないですよね。

 

 

 

手術直後数日間は

口が開けられなく辛い時期はありますが、

これは腫れによる一時的なもので、

自然な現象ですので

待っていれば自然と開けられるようになります。

 

 

 

 

上の写真をご覧いただくと

顎関節(青色丸)と頬骨縮小術時の骨切り線(赤色線)の

関係を見ることができます。

 

 

 

ぱっと見ると

顎関節と頬骨手術時のアーチの骨切り線が

とても近く危険そうに見えますが、

 

頬骨アーチ骨切り時

いくら顎関節を損傷させたくても

絶対に損傷させることができない

骨切りをする上のテクニックがあります。

 

教科書にも出ていないテクニックです。

 

多分

顔面輪郭を専門としている方達なら

皆さんご存知かと思います(???)

 

 

 

ですので手術は

安心してお受けになられてください。

 

 

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