CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”

 

 

顔面輪郭手術

効果と安全性



一部の患者さんは

顔面輪郭手術(エラ削り手術、頬骨縮小術)を

受けたいけれども

効果が少なかったとしても安全に手術を受けたい

仰られます。

 

 

 また一部の患者さんは

安全性を考えすぎると

効果が落ちるのではないかと仰られます。

 

 

 つまり

顔面輪郭手術を受ける時

安全性効果

どちらか選ばなければならないという

趣旨の話でした。
 

 

 


エラ削り手術や頬骨縮小術

または顎先手術のような

顔面輪郭手術だけでなく、

 

両顎手術やセットバック手術のような

顎矯正手術まで

 

手術の安全性効果の程度は

極めて一部(下でまたお話します)では関連がありますが、

ほとんど関係ありません。

 

 

つまり

安全を追求すると効果は少なくなり、

効果をたくさん得ようとすると危険になる

いう考え方は

間違った考えだと思います。 

 

もちろんそのようにするためには

いくつか守らなければならない

原則があります。

 

 




上の写真は

顔面輪郭手術の中でもエラ削り手術を行った後、

骨切りした骨片から分かるように

患者さんの状態によって

小さく(一番上)切る事もあり

大きく(一番下)切ることもあります。

 

量的な側面だけでなく

耳の下の角を1cmを残すか

残さず全部切るのかなど

形も患者さんがお望みの通りに

骨切りをすることができます。

 

 

 

このように

骨切り量を小さくするか、大きくするか、

或いは形をどのようにするかによっても

患者さんの安全性には差はありません。 

 

ただし、手術前のパノラマ写真という

特殊なレントゲンを通じて

神経線の位置を正確に把握していなくてはならないし、

 

たくさんの量を骨切りする時には

小さく骨切りする時に比べて

追加的な措置を取る必要があります。

 

 

ここで追加的な措置とは

おそらく出血などの問題を手術中に経験したことがある先生なら

どんな措置なのかお分かりでしょう。
 

 

 


また頬骨骨縮小術の場合も同様で

安全性頬骨の縮小程度とは

何の関係もありません。 

 

 

ただし時々私が限度を決めて

あまり縮小させない場合があります。

 

おでこが広い場合です。

 

おでこ(おでこよりかはこめかみになります)が広い場合に

これを考慮せずに過度に頬骨を押し入れると

頭は大きいのに顔は小さい逆三角形

或いは真ん丸な顔なることがあります。
 

 

 


顎先手術の場合

オトガイ神経を注意しなければなりません。 

 

この2つを傷つけない範囲内であれば

安全顎先手術の効果

何の関係もありません。

 

オトガイ神経と歯を触れないための方法

というよりかは公式がありますので

安心して手術を受けられて大丈夫です。
 

 

 


結論は顔面輪郭手術の場合

解剖学的な正確な知識を持って

これを損傷させない範囲内で手術をすれば

安全性と手術効果とは関係がないということを

お伝えしたいです。

 


どの手術でも同じですが

一番重要なのは患者さんの安全です。

 

私も当然そのように考えます。

 

しかし安全を追求するからといって

効果が少なかったり、効果を得られない場合は

解剖学的に、

或いは顔の左右の比率上に問題のある

数人の患者さんを除いては

ないということをお伝えいたします。


 

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