CLICK“チェボンギュンの顔の骨のお話”
頬骨再手術
今日も前回に引き続き
頬骨再手術についてお話し致します。
前回は頬骨再手術の原因について
お伝えしました。
全ての手術において
再手術がより難しいです。
以前顔面輪郭再手術が難しい理由もお話ししました。
今日は頬骨再手術が
なぜ特に難しいのかをお話しします。
頬骨再手術がより難しい理由は
手術範囲が口内から遠いからです。
つまり口から手術を行うのですが、
手術をしなければいけない位置、つまり頬骨は
口からはとても深い位置にあるというお話です。
特に頬骨の上側境界は
口から10㎝以上離れています。
そこで一部の形成外科では
頬骨手術を頭皮切開を利用し行います。
そうでなくても手術範囲が奥深く
中に入るのも大変なのに
癒着により手術部位が剥離ができず伸びないと
ほとんど目に見えません。
そこで以前
頬骨再手術後ほとんどが
骨切りした骨が離れてしまい
非対称になり
たるみが再発するとお話ししました。
問題はこのように離れた隙間に
軟部組織が挟まるというとこです。
その軟部組織を除去しなければ
骨同士がくっつくことはありません。
そのためこの除去過程が難しいのです。
また私たちの体にある骨は
骨同士くっついておらず切り取られてお肉の中に埋まっている場合
吸収という過程がおきます。
つまり骨が解ける現象です。
顎先手術を行うと
2次角が触って分かるのですが
手術した医師は待っていてくださいと、
そして待っていれば滑らかになると言いますが
まさにこの吸収現象のためです。
つまり、出ている骨が少し溶け
吸収されます。
頬骨手術後
頬骨が離れている時にも
この現象が起きます。
よって頬骨の先が溶けて短くなります。
そして頬骨再手術は
再手術をしなければならないと判断が下された場合
可能な限り早く行わなければなりません。
6ヶ月が経つと
骨が溶けて短くなってしまうからです。
短くなると
骨同士融合するように手術を行うことができません。
つまり、骨を若干離して
固定をしなければいけなくなります。
頬骨が短いからです。
どんなことなのか理解が難しいかもしれません。
とにかく頬骨再手術は
必要だと思った場合
早ければ早いほど良いです。
しかし、手術をしてくれる先生から
再手術が果たして必要なのかの診察を
必ず受けなければなりません。
最後に頬骨再手術が難しい理由は
上でお話しした通り
手術範囲が口から深く離れているため
癒着により視野の確保のみならず
器具もきちんと入らないため
固定するのも難しいという点です。
再手術もやはり
固定は必ず必須だからです。
そのため3回目の頬骨再手術のケースは
ほとんど頭皮切開を行います。
そうした方が手術結果をより良くすることができるためです。
もちろん頭皮を持ち上げるということは
少し怖い手術ではありますが、
危険な手術ではないので安心して受けられてください。
このように今日は
頬骨再手術がなぜ難しいのかについて
お話ししました。
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