CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”

 

 

 

中国、

顔面輪郭(エラ削り)形成手術後

死亡事故…

 

 

 

こんにちは、チェボンギュンです。

 

 

 

私がニュースをあまり見ておらず

把握していなかったのですが、

急に中国系の韓新聞社から記者お二人が

私たちの病院にお越しになりました…

 

インタビュー要請でした。

 

何事かと思ったら

以前中国である患者が

整形手術、顔面輪郭(たぶんエラ削り)手術をお受けになれ

死亡したということでした。

そこでその原因やどうしてそのような状況が起こってしまうのか等を

質問されました。

 

 

 

全ての形成外科の分野において言えることですが、

特に顔面輪郭分野は

専門医師に受けられなくてはならない

私がずっとお話を致しております。

 

理由は

顔面輪郭手術つまり、顔の骨の手術は

全て口内の切開窓を通して行われます。

よって手術視野がとても狭小ですよね。

 

その狭小な空間から

骨を切って固定をし、全てが行われます。

 

その途中に少しでも問題が起こったら

対処することが難しくなる可能性もあります。

 

経験がないと無防備状態で

どんな処置もできないこともあります。

神経が切断されることもありますし、

それよりもより危険なのは出血です。

 

特にエラ削り手術時

損傷を受けやすい大きな血管が2つあります。

適切に対処することができないと致命的になる程度に

太い血管が通ります。

私も手術をし始めた時には損傷させてしまった経験があります。

もちろん対処をきちんとしたため問題は生じませんでしたが…

 

 

このように

出血が起こるとなぜ問題になるのでしょうか?

 

胸手術後にも血が溜まりやすいのですが

ひときわ顔面輪郭手術後に問題になることは

顔面輪郭手術範囲は

私達が息を吸う気道を取り囲っているためです。

つまり、

息を吸えなくなってしまうためだというお話です。

 

韓国でもマスコミに公表されておりませんが、

噂で数回事故があったと耳にしました。

噂ですので確実ではありません。

 

 

 

 

記者の方々が麻酔事故の可能性はないのかと

お聞きされておりましたが、

中国の状況はよく分かりませんが、

最近麻酔がなんせ発達しており

麻酔科専門医が常駐し患者を観察していれば

可能性はほとんどないとお伝えしました。

 

しかし

患者を最後まで責任を持って診てくれる

麻酔科専門医の常駐は必須です。

 

 

 

とにかく

狭小な手術範囲によって問題が発生した場合、

経験が多くないと即時に処置をとることが難しく

問題発生時事態の深刻性を判断した時

 

顔面輪郭手術を計画していらっしゃる患者さん達は

必ず手術経験が多く

どんな状況にでも対処が可能

形成外科専門医、顔面輪郭専門医から

手術をお受けになられることを

お勧めしたいです。

 

 

しかし

いつもお話しておりますが

経験の多い医師を探すことがより難しいですよね…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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