CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”

 

 

 

頬骨縮小術後、

額にしわができません。

顔面神経損傷による麻痺?

 

 

 

 

 

 

 

今日は

他病院にて

頬骨縮小術を受けられてから

1週間しか経っていない患者さんが

私の元に来られた時の

お話です。

 

 

 

 

 

腫れが引き始めてからすぐに

目が閉じられず

眉毛が上がらなくなり

額にしわがよりません

 

 

しかし

手術をされた病院でも

他の病院でも

確実な回答をしてくれなかったり

正確に答えてくれなかったとㅠㅠㅠㅠ

 

 

それで

とても心配になり

ネットで調べられて

 

私が以前に

国際学術誌(SCIジャーナル)である

Journal of Oral and Maxillofacial Surgery

[JOMS]

発表した論文を見られて

私の元にいらっしゃいました。

 

 

ジャーナルの論文に関する内容は

下の方でまた

お話いたします。

 

 

 

 

 

 

この患者さんは

顔面神経麻痺で合っております。

 

しかし

完全な顔面片側麻痺ではなく

 

顔面神経分枝の中でも

前頭部または側頭枝まで麻痺が起こり

 

眉毛の上部分だけに

麻痺が起こったケースです。

 

 

 

 

原因としては

 

もみあげ部分切開

頬骨のアーチを骨切りする過程で

 

顔面神経の側頭枝切断損傷

または

伸びてしまったためです。

 

 

 

 

このような麻痺はもちろん

頬骨神経切断されて起こることもありますが、

 

ほとんどの形成外科専門医なら

このような場合は

ほとんどないと考えてもらって大丈夫です。

 

 

 

 

とてもとても厳しく手術を行った場合で

手術部位を引っ張る過程で

神経が少し伸びてしまったケースなら

100%回復します。

 

 

 

 

 

患者さんの経過を見せる前に

最近になって

再手術患者のカウンセリングが多いのですが

 

きちんとした形成外科専門医のいる

専門病院を選ぶ方法

 

下のリンクをクリックされると確認することができます。

必ずクリックされて読まれてください。

顔面輪郭手術を準備されている方へ

 

 

 

 

 

一旦は患者さんを安心させて

 

患者さんの承諾を得て

経過写真を撮り

 

患者さんのように心配されている方達のためにも

経過写真をお見せしようと思います。

 

 

 

 

初来院時、

手術後1週間目の写真です。

 

 

額にしわを寄せる動作で

患者さんの右側眉毛

全然上がりません。

(赤いX表示)

 

反面

左側眉毛は上がります。

(赤い矢印表示)

 

 

 

 

2週間目の写真です。

 

 

 

やはりㅠㅠ

未だにㅠㅠ右側の眉毛は上がりません。

 

 

 

 

3週間目の写真です。

 

 

額にしわが寄っても

患者さんの右側にはしわは寄らず

 

眉毛が若干上がり、

左側眉毛との高さの差がとても減りました。

 

 

 

 

 

1カ月目の写真です。

 

 

ついに

右側にもしわが寄り始めました。

(青い丸部分)

 

もちろん

右側眉毛も動き始めて

上に上がりました。

 

まだ

正常的な左側眉毛程は

上がりません。

 

しかし

この時点になると

顔面神経の側頭枝が死んでいないことは

分かるかと思います。

 

患者さんもようやく安心されました。

 

 

 

 

2ヶ月目の写真です。

 

 

右側にしわが大きく

眉毛も既にたくさん上がって

左側眉毛の高さと等しくなりました。

 

 

 

 

4ヶ月目の写真です。

 

 

もうほとんど回復できました。

 

病変していた患者さんの右側眉毛

きちんと上がっており

 

左側眉毛と高さが等しく

 

これにより

額のしわも正常的によっています。

(青い丸部分)

 

 

これで頬骨縮小術後

4ヶ月で正常的に回復できたと

判断できます。

 

 

 

 

6カ月目の写真です。

 

 

既に4ヶ月目で回復が100%できたため

然程差がなく正常です^^

 

額のしわも正常で

眉毛の高さも左右対称で正常です^^

 

 

 

 

次は

上で少し言及した

 

私が

国際学術誌(SCIジャーナル)である

JOMS

(Journal of Oral and Maxillofacial Surgery)

発表した

顔面麻痺に関する論文です。

 

 

 

論文の内容

 

両顎手術の副作用の1つである

顔面麻痺深刻な理由

とてもとても稀な副作用ですが

 

一旦発生した場合

社会生活等に支障が出るためです。

 

 

両顎手術の副作用の1つである

顔面麻痺

 

私が1年間研修を受けた

両顎手術専門病院の場合

 

全体の両顎手術患者の0.1%で発生したが

最長6カ月以内

100%回復できたという内容です。

 

 

 

 

論文でもお伝えしているように

 

両顎でも頬骨でも

とても厳しく手術を行った場合

 

顔面麻痺は

完全に回復できます。

 

 

 

もちろん

手術ではなく局所麻酔による

顔面神経麻痺時にも

麻痺は生じることがあります。

 

 

 

 

論文の題名abstractです。

 

 

私が第1著者として

全ての研究と論文を作成し

 

台湾長庚記念病院の全ての教授の患者を対象に

研究を行い

 

教授たちのお名前も全て共著として

一緒に掲載しました。

 

とても大規模な研究でした。

 

下の抄録を見ると分かるように

計3,105名の患者を対象に研究を行いました。

 

 

 

結論的には

両顎手術の下顎枝矢状分割切骨術以降に生じた

顔面神経麻痺による顔面麻痺

合併症を残すことなく

完璧に回復できたという内容です。

 

しかし、

きちんと、原則を守り

手術をした時に該当するお話です。

 

 

 

 

 

次は

私が上の論文に載せた患者さんの写真です。

 

 

両顎直後に右側に顔面麻痺が起こり

右側の額にしわが寄らず

眉毛の高さが異なります。

 

 

 

4ヶ月後に見ると

額のしわも完全に回復され

眉毛の高さも等しくなりました。

 

 

 

結論は

麻痺が起こっても

手術を受けた院長を信じて

待っていてもらえば大丈夫だということを

お伝えしたいです。

 

 

もし

手術の途中に神経損傷があったとしたら

 

誰よりも手術をされた院長が

手術中のアクシデントについて

よくご存じだからです。

 

 

しかし、

上の患者さんのように

 

頬骨縮小術後

 

顔面神経の分枝である

側頭枝の麻痺ではなく

 

片側顔全体

完全な顔面麻痺が起きた場合には

 

所謂Bell's Palsyと呼ばれる

東洋医学では口眼喎斜という

病気の可能性も大きいです。

 

この場合

回復は100%だとは言い難く、

 

様々な原因により

予後が決定されるということを

お伝えいたします。

 

 

 

 

今日は

頬骨縮小術後発生した

 

顔面神経の前頭部まで

または

側頭枝の麻痺に関して

 

写真と一緒にご説明いたしました。

 

 

 

結論は

ほとんどの場合において

回復されるので

 

とても心配されずに

手術された院長を信じて

待っていてくださいということでした。

 

 

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