CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”

 

 

 

 

 

長庚記念病院とは

 

 

 

私が1年間(2008年3月~2009年2月)

教授職である専任医として勤務した長庚病院

韓国形成外科医たちにもとてもよく知られております。

 

 

1年の間に数十名の韓国の医者たちが訪問し

資格(Visiting scholarship)で1~2カ月訪問しておりますが

 

専門医(Fellowship)として1年間

手術を直接執刀し、患者を診療したケースは

韓国で開院中の形成外科医としては

私だけです。

 

 

 

長庚病院

数年前に他界された台湾最高の事業家

王永慶(ワンヨンチン)という方が

貧しい患者達のために設立した病院

(自身の父親の名前を記念し長庚記念病院と称した)です。

 

 

規模を見ると

韓国のソウル大学病院、延世大学病院、

アサン病院、サムソン病院を

集めて1つにした程度の規模になります。

 

(韓国で知らない人はいない

最上位クラスの

予約をするのも難しい病院達です。)

 

 

 

 

このうち私が所属していた

Craniofacial Center(頭蓋顔面センター)は

Taoyuanという地域にあり、

 

この分院の7つの手術室を

Craniofacial Centerが単独で使用しており

 

医療院長であるDr. Yu-Ray Chenをはじめとした

 

私の師匠であり

形成外科の総課長でいらっしゃるDr Lun-Jou Loなど

 

senior staffと

5名のjunior staffFが

手術をしています。

 

 

 

 

 

韓国と同じように

夏休み、冬休みは手術がピークになるのですが、

 

Craniofacial Center自体でも

普通1日に両顎手術を10件以上行われ

 

cleft surgeryなどを含めると

総20~30個の手術を

毎日のように行っています。

 

 

両顎手術の工場と呼ばれるだけあります。

 

 

 

 

 

ほとんどの場合

真夜中になってようやく手術が終わり

 

全て終えることができない場合には

日曜日に手術を延期する場合が良くあります。

 

 

韓国のみならず

全世界から医者たちが

両顎手術の修練を受けるため

集まってきています。

 

 

 

ですので

私も当時出会った友人たちとはまだ連絡をしていて

お互い訪問しあったり仲良くしています。

 

 

 

(夜遅くに手術を終え

手術を手助けしてくれた研修医及び外国から来た訪問者たちと

一緒に撮った写真)

 

 

 

 

 

私はFellowshipの1年という期間の間

Dr Lun-Jou Lo課長の下で

原則的な手術

合併症を減らすための師匠だけの手術法を習い、

 

 

 

手術が多い日は

一般形成手術以外に

両顎手術を含めた顎矯正手術4つまで

私一人で執刀をしなければならなく

 

そのようにしていたので

夏休みと冬休みの内には

夜12時過ぎに手術が終わる日も多かったです。

 

例え辛かったとしても

私の人生で最も幸せだった瞬間だったと思います。

 

 

 

 

視点を変えると

無知莫知な病院でありながら

 

世界の顔面輪郭特に両顎手術

先導している病院だと思います。

 

 

 

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