CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”

 

 

 

 

 

頬骨再手術

口内切開?頭皮切開?

専門医がお答えします。

 

 

 

 

最近になって

輪郭、両顎

どちらも再手術のカウンセリング急増しています。

 

 

私は元々再手術を専門としておりますが、

最近は80~90%

再手術のカウンセリングのような気がします。

 

 

 

 

 

 

今日はその中でも

頬骨再手術、、、

 

その中でも

最も間違いやすい部分がまさに

 

口内切開をするのか

頭皮環状切開つまり頭皮切開をするのか

についての問題です。

 

 

 

 

口内切開でしなければいけないという方がいれば

必ず頭皮切開でしなければいけない方が

いらっしゃいます。

 

 

 

結論は

状況によって変わってきて

 

口内切開と頭皮切開

2つの手術を

どちらもすることができる病院で

正確な診断と併せて手術を受けなくてはいけない

ということです。

 

 

 

 

 

私が前回、

顔面輪郭専門病院の条件を4つ

提示いたしました。

 

そのうちの1つ目が

「全ての骨手術をすることができる病院、医者でなければいけない」

ということをお話いたしました。

 

下のリンクをクリックして頂ければ

細かい内容をご覧いただけます。

 

必ず読んでください!!!!!!!!!

(→顔面輪郭手術を準備されている方たちへ)

 

 

 

 

 

 

 

まず

口内切開を通した

再矯正を行った

患者さんの場合です。

 

 

 

ウォーターズビューとパノラマビューで見ていただくと

左側の頬骨

所謂ギャップがあることが分かります。

 

ネジで固定されたけれども

取れてしまったことが疑えます。

 

 

 

パノラマ写真をみると

これで原因が分かりました。

 

赤い丸の中に見える物を見ると

固定ピンが外れていて

 

赤い矢印がさすように

頬骨が外れて下へとたるんでいます。

 

 

 

 

 

そこで

上の患者さんのCTを撮ってみました。

 

 

 

 

やはり

左側の頬骨は離れていました。

 

CTを見ると

固定していたネジが外れて

骨は下へとたるんでいます。

 

 

ネジで固定をする時

このように外れてしまう場合は稀ですが

充分にあり得るケースです。

 

 

 

なので

2週間目に必ずレントゲンを撮って

 

もしかして起こり得るかもわからない

このような状況を

点検しなければなりません。

 

 

 

もちろん

このような状況が発見されれば

即時に再矯正に入ります。

 

 

 

 

側面から見ると

外れてしまって下へとたるんでおりますが

 

これがまさに

頬骨の副作用のうち

患者さまが最も心配しておられる

頬のたるみの原因です。

 

 

 

 

右側頬骨も撮ってみました。

 

 

 

 

右側は

青色の矢印が指しているように

きちんとついております。

 

本体部位はきちんと固定されており

融合がきちんと行われている途中の姿です。

 

 

若干離れているように見えるのは

偽関節ではなく

新生骨で埋められる部分

 

これぐらいの隙間があったとしても

問題にはなりません。

 

 

 

 

最近になって

病院ごとに3D CTをあげて

他病院で手術した患者を対象に

 

これぐらいの隙間で他病院をつるし上げようと

忙しい病院が多いです。

 

 

 

そういう病院は

つるし上げようとしながら

再手術はしてないんですよねㅠㅠㅠㅠ

 

果たしてどういう目的なのかㅠㅠㅠㅠ

 

 

 

 

 

 

とにかく

本体はきちんとくっついているのに

 

問題は

下の写真を見てもらうと

アーチの部分が中に入っておりません。

 

骨切りもされておりません。

 

 

 

もちろん

骨切りしたのに

既にくっついていることもあります。

 

しかしこれぐらい完璧にくっついていたら、、、

 

 

横頬骨は

中に入っていなかったというお話です。

 

つまり、効果がなかったということです。

 

 

 

 

下の、顔を下から見た写真を見ると

より正確に分かってきます。

 

 

 

患者さんの

左側の頬骨

きちんと入っていますが離れており、

 

右側の頬骨

きちんとくっついていますが中に入っておりません。

 

 

 

なので患者さんからは

頬骨縮小術を受けられた後

 

左側の頬骨

痛み頬のたるみという副作用が出て、

 

右側の頬骨

効果がなかったということで

 

頬骨再手術を受けられることになりました。

 

 

 

 

 

それでは

頬骨再手術をされたのですが

この患者さんは

口内切開を通して手術を行いました。

 

骨切りラインと固定などの過程が

口の中からも

充分に可能だったためです。

 

 

 

 

 

結果の写真です。

 

頬骨の高さまで考慮して

再固定をしました。

 

 

正面から見ると

骨の融合がきちんとできております。

 

 

 

患者さんの場合は

左右どちらも

中に入れたい部位

中に入れたい量が違くて

 

CT上だと左右の頬骨が違って見えますが

患者さんは

とても満足されている状態です。

 

 

 

 

 

 

側面写真でも

 

きちんと固定されて

融合がされていのがわかります。

 

それとエラもキレイに切れました^^

 

 

 

 

下からとった写真を見ると

 

左右どちらも適度な量が中に入っていて

患者さんもとても満足されています。

 

 

 

このように

口内切開を通して可能だとしたら

 

口内切開を利用して

再矯正するのがいいですよね。

 

 

 

 

 

しかし、口の中を通してでは

不可能な場合も多いです。

 

 

特に、

クイック頬骨手術の副作用の場合

 

ほとんどが

口内切開が不可能なケースです。

 

 

 

このような場合

骨移植を要する場合が多く

 

自家骨を移植をしても

人口骨を移植したとしても

 

口内切開では不可能であり

正確な矯正ができません。

 

 

 

なので

頭皮環状切開

つまり

頭皮切開

することになります。

 

 

 

頭皮切開というと

皆さん手術をするのが怖く感じられると思いますが、

 

頭皮切開を受けられる方たちに

私がいつもお話することがあります。

 

頭皮切開が口内切開より

腫れも少なく

回復も早く

手術がより簡単で

手術がより正確で

危険性もより少ないのです。

 

 

 

 

頭皮切開を利用した

頬骨再手術をする場合

 

総所要時間も2時間程度

そこまで時間もかかりません。

 

 

 

私は正直

頭皮切開の再手術がより楽です。

 

視野が充分に確保されて

正確な矯正が可能なためです。

 

 

 

しかし

できる限り口内切開をお勧めしている理由は

 

患者さんが1週間もの間

髪の毛を洗えないという、、、

 

ただそれだけです。

 

 

 

 

なので私は

頭皮切開でする手術

できる限り口内切開でします。

 

 

これは私が

頭皮切開でしなければいけません

と言った時には

必ず

頭皮切開でのみ

手術をしなければいけないということです。

 

 

 

このことをなぜご説明するかというと

 

私が頭皮切開をお勧めしたけれども

他病院に行くと口内切開でも可能だというお話を聞いて

口内切開で手術をうけて

めちゃくちゃになってしまい

私の元へとまた来られる方がいるためです。

 

調べてみると

その病院は頭皮切開手術ができませんㅠㅠㅠㅠ

 

 

 

もう一度強調します。

全ての手術をすることができる医者に

診断を受けて手術を受けてください。

 

 

 

 

 

とても長くなりましたので

ここら辺で区切らせていただき

次回へ続きます。

 

次回は自家骨を移植された

頬骨再手術の患者さまのご紹介です。

 

 

 

 

 

 

 

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