CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”

 

 

 

 

 

 

Vライン手術と回し切りの違い

 

 

 

 

前回に引き続き

 

T切骨とエラ削りを利用したVライン手術

顎先手術をしない回し切りエラ削りを利用したVライン手術

 

違いについて

お話しいたします。

 

 

 

 

まず

T切骨を利用したVライン手術と

回し切りエラ削りを利用したVライン手術の

 

最も重要な違いの1つ目

自然な顎ラインについては

前回お話しました。

 

ブログを参照してください。(→)

 

 

 

 

 

自然な顎ラインがどのようなものなのか、

もう一度比較してみましょう。

 

 

 

 

 

まずT切骨を利用した

Vライン手術の顎先の形です。

 

ピンク色の四角の中は

元々持って生まれた自然な滑らかな顎ライン

ということが分かります。

 

 

 

反面、

回し切りのVライン手術を

受けられた患者さんのレントゲン写真です。

 

ピンク色の四角の中を見てもらうと

角張って(別名マジンガー顎)

自然ではないことが

見てわかります。

 

 

(もちろん他院で手術を受けられて

再手術のために

私たちの病院に訪れられたケースです。)

 

 

 

 

 

 

 

 

2つ目の違いは

 

Vラインの限界です。

 

 

つまり、

T切骨を利用したVライン手術の場合

 

顎先を細くすることに限界がありません。

 

 

望んでる分時には果敢に

顎先を細く作ることもできます。

 

当然自然な顎先のラインを維持しながらです。

 

 

 

 

 

 

 

3つ目の違いは

 

顎先縮小術

つまり

顎先の長さを短くすることが

同時に可能です。

 

 

 

T切骨を利用したVラインの手術と

長い顎を短くする顎先縮小

 

同時に受けられた

患者さんのレントゲン手術前後写真です。

 

 

 

4つ目の違いは

 

顎先後方移動前方移動

つまり、

顎なしで顎先を前へと出したり

しゃくれ顎で顎先を入れる手術が

同時に可能だということです。

 

 

 

もちろん

T切骨を利用したVライン手術の場合です。

 

 

 

T切骨を利用したVライン手術と

 

顎なしを改善するために顎先を前に出す

顎先前方移動術

 

同時に受けられた

患者さんのレントゲン手術前後写真です。

 

 

 

 

5つ目の違いは

 

睡眠無呼吸であったり

顎下に二重あごがでできている場合

 

顎先を前へと出してあげることで

無呼吸が改善され

二重あごが改善される効果を

得ることができます。

 

 

 

 

このように

T切骨オトガイ形成術を利用したVライン手術が

 

回し切りを利用したVライン手術に比べて

様々な長所があります。

 

 

 

 

しかし、

T切骨を利用したVライン手術の場合

 

固定をするために

固定ピンを使用しなければいけないことが

唯一の短所だと思います。

 

しかし

6カ月がたった後

除去をすればよいため

大きく気にされる必要はありません。

 

固定ピン除去は局所麻酔5分で可能です。

 

 

 

 

 

 

今日は皆さまが気になっていた

 

T切骨オトガイ形成術とエラ削り手術を利用したVライン手術と

回し切りエラ削り手術のみを利用した手術の

 

違いについて

前回に引き続きお話いたしました。

 

 

 

個人的には

 

様々な長所があり

骨の形が自然な

T切骨を利用したVライン手術をお勧めします。

 

 

 

 

 

 

最後に

両顎手術や輪郭手術の副作用について

私が国際学術誌(SCIジャーナル)に論文を書いた時が

何回かあったのですが、

 

その論文について発表をお願いされて

頭蓋顔面形成外科医たちを相手にした学会にて

講義をしたときに撮った写真をあげて終わりに致します。

 

 

 

 

 

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