CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”

 

 

 

 

 

 

セットバック手術の副作用

 

 

 

 

今日はセットバック手術を

 

どのようにするのか手術方法

副作用及び留意事項について

 

お話ししたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

インターネットがかなり発展している今

少しでも関心がある患者さんたちなら

むしろそこら辺の医者よりも詳しかったりします。。

 

 

 

 

私もはじめは患者さんを診療をするのに

患者さんがとても多くの事を知っていて

びっくりした記憶があります。

 

 

 

 

 

 

 

セットバックは

上下左右それぞれ1つずつ、合計4本の歯を抜いて

できた空間分、突出した前顎の骨を後ろに押し入れる手術です。

 

 

結果的には突出した口が中に入って見えます。

 

 

抜く歯は1つ目の小臼歯

つまり

1つ目の小さい奥歯犬歯のすぐ後ろにある歯です。

 

 

 

 

 

 

 

この手術のポイントは私的には2つあります。

 

 

突出した前顎の血行をきちんと維持すること

過矯正を避けることです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1つ目の血行維持というのは

 

歯を抜いて移動させる突出した前顎部分

上下顎から完全に分離することになります。

 

 

分離しながら抜いた歯の分の空間を作り

できた空間に突出した前顎の骨を押し入れるのです。。

 

 

 

 

 

 

完全に分離された前顎の骨は

口の天井の粘膜によりのみ血の供給を受けます。

 

 

もちろん私の場合には

 

歯茎頬の粘膜からも

追加的に血液供給をさせます。

(安全のためにです!!)

 

 

 

このように口の天井の粘膜が

最も重要な血液を供給する組織なのですが

 

この組織が手術をする過程で傷ができてしまうと

血が回らなくなります。。

 

 

 

 

結果はどうなるでしょうか?

 

 

 

 

前顎の骨が壊死することになります。

 

対策はありません。。

 

 

 

 

私は経験はないですが周辺でよく聞きます。。

最も致命的な副作用ですね。。

 

 

 

 

 

 

これを防止するためには

 

とても柔らかいハンドリング

 

 

つまり手術時に

とても細心の注意を払って手術しなくてはいけません。。

 

 

 

 

私が初めてこのセットバック手術をした時

手術が粗いと師匠から怒られたことがあります。

 

現在台湾にいらっしゃる師匠が私を怒ったのは

その時が唯一でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2つ目は過矯正を避けることです。

 

韓国の芸能人の方で

セットバック手術を受けられたことで有名な方がいらっしゃいますが

 

とても不自然に法令線が中に入ってしまい

口元もとても入りすぎている方がいらっしゃいます。。

 

 

とても不自然で老けて見えます。。

 

 

 

 

 

 

 

セットバック手術

両顎手術と同じように

 

矯正科医と形成外科医が協力診断を行います。

 

 

 

 

矯正科の医師が詳細な計画を立てます。

何mm入れて出して、、などです。

 

 

 

そしてそれに合わせて

ウェイパーというプラスチックのマウスピースを作り、

 

 

 

それに合わせて形成外科医が手術をします。。

 

 

 

 

 

 

 

そこで問題

 

矯正科の先生たちは

 

主に骨の写真を見て標準に合わせて

手術計画を立てるということです。

 

 

 

 

しかし

口が突出して見えるのは骨の問題のみならず

 

などの顔の周辺軟部組織もまた

重要な役割をします。。

 

 

これを総合的に判断をしなくてはいけないのですが

これに責任を持つのは手術をする形成外科医です。

 

 

 

 

私の場合でも

数多くのセットバック手術をしていると

 

手術計画の通りにしたらとても中に入りすぎてしまう、

 

つまり

過矯正になってしまうことが予想され

 

手術計画を若干修正することが多いです。。

 

 

 

いやほとんど修正をすると言っても過言ではないです。

 

 

 

 

 

しかし手術中には

ウェイパーというプラスチックに合わせて

手術を行わないといけないため

 

 

手術計画を変えて手術をすることは

簡単ではないです。。

 

 

形成外科医の経験とノウハウが必要になってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

このようにセットバック手術についてご説明しました。

 

気になることがありましたら

いつでもラインにてご連絡していただければ返答いたします。

 

 

 

 

 

 

CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”