中国自動車市場は、近年急成長してきたが、去年暮れから一転苦戦をしている。


国家発展・改革委員会(国家発改委)によると、2005年上半期(1~6月)の中国国内の自動車企業による利益総額が前年同期比48.8%減となったことを発表した。


その主な原因は、2004年から続く景気過熱対策に起因する販売低迷(ほかにも原因があるが)と消費能力の伸びをはるかに供給過剰によるメーカー間の値引き合戦である。


また、原材料とエネルギー価格の高騰が大きく影響している。


実は自動車業界の利益総額が減少するのは6年ぶりのこととなる。


しかし、2005年下半期に入り、中国自動車市場は徐々に低迷状態を抜け出しつつあるようだ。


中国乗用車市場情報聯席会が発表した統計データによると、中国国内の7月の自動車生産台数は26万台近くに、販売台数は前年同月比44.35%増の27万台に達しており、伸び率は上半期(1~6月)の15.6%を大幅に上回っている。


3月の販売台数は26万6,000台と史上記録を更新、4月、6月も次々と記録を塗り替えた。


とりわけ6月は、前年同期比55.8%増の29万7,000台となった。


7月は自動車販売のオフシーズンとなるため、6月比では9.3%減となったが、昨年7月比で見ると44.3%増になっている。


自動車市場の主力、乗用車の7月の販売台数は前年同月比45.8%増の23万8,000台に達した。


しかし、販売台数は増えているものの、自動車の販売価格は低下しており、各メーカーはもう少し苦戦をするものと予想される。



中国乗用車市場情報聯席会: 『中国:7月の自動車生産・販売台数、44.35%の大幅増』 の詳細について


国家発展・改革委員会(国家発改委): 『2005年1~6月自動車業界の利益が48.8%減』 の詳細について