小さい頃の自分を思い出すと、どういう訳か悲劇のヒロインになりたがる性格でした。

両親から甘やかされていたのは妹が生まれた4歳の時まで。その後は、お姉ちゃんなんだから、といろいろ厳しいことを言われるたびに、私ってかわいそう、などと思うようになっていた記憶があります。

学校に通う年齢になると、母親の方が特に学業や習い事について高い要求をするようになりました。子どもとしては、親から褒めてもらいたい、親の喜ぶ顔が見たい、と頑張ってみた訳ですが、自発的に面白いと思ってやった訳ではないのでいつも苦痛を感じていました。

母親が厳しくても父親が優しい、といった場合はガス抜きができたかもしれませんが、私の場合は父親も厳しく、特に容姿や自分の存在について劣等感を持つような言葉を容赦なく浴びせられました。

これらがのちに自分を自分で認められない、という大人になってもしばらく続いた思い癖のベースにあると思います。

そして、親の望む幸せに反発し、敢えて崖っぷちの道ばかり挑戦するような選択をする癖がついてしまったように思います。それはある意味、自分なりの精一杯の見栄でもありました。