
2014.5/27 のPSVTの波形です。
心拍数はR-Rが6マスなので、1マス 0.04秒なので、
6×0.04=0.24秒
60 ÷ 024 = 250回 /分ですね。
機序を調べてみました。
PSVTは細かく分類するといくつかの種類に分けられますが、
・房室結節回帰性頻拍(AVNRT)
・房室回帰性頻拍(AVRT)
の2つが90%を占めています。
私は房室結節リエントリー型の頻拍でしょう。
房室結節リエントリー型の説明です。
『通常の房室結節は1本の伝導路しかありませんが、これが2本以上
ある人がいる。』
と書いているサイトもあり、
『房室結節にはほとんどの人に伝導速度が違う(遅い・速い)伝導路が
あります。』
と書いているサイトもあり、よく分かりませんが、
AVNRTはこの速さの違う伝導路をぐるぐる回ることで頻拍になるようです。
基本的な通常の心臓調律は洞結節から出された電気信号が刺激伝導路を
通り、房室結節へ入り、速伝導路を通り心室へと伝わる。

この電気信号が速伝導路を通過した直後は速伝導路は反応できない
いわゆる【不応期】となるのが正常なのですが、
この不応期に期外収縮の電気信号が来ても反応しないので代わりに
遅伝導路を通って信号を心室へ伝えます。

これが正常な心臓の機能のようです。
しかし速伝導路が不応期を抜けたと同時に遅伝導路から来た
電気信号は逆行する形で速伝導路を通っていきます。

そうすると、

速伝導路から遅伝導路へと電気信号がぐるぐる回り、
それが心室にも伝わるため頻拍となるということでした。
なんとなく理解しましたが、完全には理解していません。
まだ勉強不足なので、分かり次第この記事を直していこうと
思います。
治療法としては自覚症状のない短いPSVTでは特に必要なく
QOLが下がるとか自覚症状が強い、長時間続くなどでは
カテーテルアブレーションが第一選択のようです。
カテーテルアブレーションではこの遅伝導路を焼き切ることで
速伝導路の逆行を防ぐため成功率は95%以上といわれています。
字が汚くて恥ずかい、、、。