思えば、これが本格的なツーリングとしてははじめてだったなぁ。


奥多摩湖ですよ奥多摩湖!
このような場所へ自分でバイクを運転して到達できる・・・もうそれが衝撃的で衝撃的で。

奥多摩湖のロープウェーに、廃墟探検をしに行こう!と部活の先輩達に持ちかけられた僕は、
誘われるままホイホイとついていっちゃったのだ。

このとき、僕のCBF125はすでにライトむき出しネイキッドだ。
このときのヘルメット、懐かしい。そしてマフラー、エキパイがきたねぇ。

このまま朽ちてゆくのを待つだけとなった車体に、秋の昼下がりの木漏れ日。
優しげであり、どこか悲しげでもあった。

計器類だ。デザインひとつひとつのチープさがいい。

この建物は、いったいなんだろう。

立ち去り際に、名残惜しくなって最後の一枚。
やっぱり、どこが寂しげに思えたのだった。