【読書】漂流郵便局 届け先のわからない手紙、預かります | いろいろといろ

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漂流郵便局

 

これも最近のマイブーム「ミステリと言うこと勿れ」(第6巻)に紹介されていて、興味をもったプロジェクトです。プロジェクトの発起人は久保田沙耶さん。

 

 

 

 

 

 

この漂流郵便局の発起について、次のように紹介されていました。

 

(抜粋ここから)----

 

不思議なことに地図とはだれにも属さない情報体であるのに、読み方によっては自分だけのものになります。
 そんな、だれのものでもあってだれのものでもなく、場所も時間さえもゆらいでいる漂流物のような手紙を受け付ける郵便局はできないだろうかと思い至りました。

 

(抜粋ここまで)----


ところで、インターステラーというクリストファー・ノーランが監督した映画があります。地球から遠い虚空の彼方への家族にメッセージを送るのですが、宇宙にいる父がそれを受信するのは数十年後。このプロジェクトのきっかけを読んでいると、あてどもなく広がる空の向こうを思いました。

↑2016年9月、沖縄から横浜に戻ってくるときの機上からの光景。

 

 

 

 

書籍の中に紹介されている手紙にはひとつひとつ驚きがあります。

一番びっくりしたのは、「ぼくたちがこれから過ごす時間へ」宛ての手紙。こんな一言が印象的でした。

 

…すべて分かり合える1分をいつか僕たちにください。…

 

こんなことをいうと、奇異に思われる人が多いと思いますが、いままで知ってきたこと、経験したことは絶対何かに結び付くと信じています。一番幸せな時間は、何かが解けた瞬間でした。でも、そんなことを思ったのは病気をしてから。でも、同じように思う人(それも若いと思われる)がこの世にいたとは!!この手紙のお二人が幸せだったらいいなぁと思いました。いえ、幸せだと確信しています。

 

また、ジュエリーも感慨深いです。

 

 

 

 

星のようにも、海にいるヒトデのようにも見えますね…。

なお、現在新型コロナ感染症の影響で休館とのことです。また、復活したら、行きたいですね~。

 

ではでは。

 

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