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 さて、ネタバレレビューです。
この作品、日本でも公開されていて、邦題は「彼氏がステキになったワケ」。劇場未公開ですが、日本の映画サイトを見ると、酷評ばかり・・・。理由はコメディのように見えて、中身はかなりグロい内容だからだそう。
 Evelyn Ann Thompson 役のレイチェル・ワイズはいいとして、相手役のポール・ラッドは、どっちかというとコメディっぽい映画に出演しているイメージがありますから・・・・。

 そんなに酷評された作品を今回、向井くんが主演をやるわけです。初主演なのにすごい冒険・・・(^^ゞ。


 
 ところで、鹿を研究している人からこんな話を聞いたことがあります。

「つがいの鹿のうち、雌の鹿が倒れると、雄はその場所を動かないんだ。でも、雌は雄がいなくなると、すぐ逃げてしまう」

 また、明石でタコをとっている人も同じようなことをいっていました。

「雄と雌、両方とも獲りたいときは、雌から捕らえる。雄が捕まえられると雌は逃げるが、雌がつかまると雄はその場を動かないんだ」

 意外と男性と女性だと、男性のほうがロマンチストなのかも。
そういう観点で見ると、ラストに受けるアダムの大打撃が想像できるような・・・・。
この映画の男女を逆にしてを描いたのが「マイフェアレディ」かなと。この映画では、真実が分かった後、女性のほうが自分から去らんばかりの勢いでしたよね。

向井君の舞台は男性が見たほうが、向井君のアダムに共感できて面白い舞台なのかなって思いました。女性が見ると、キスシーンとか、ベッドシーンとかそんなシーンばかりに目が行っちゃってあきませんわぁ~あせる




 実は、とても近い席(自転車の近く・・・)で、向井君の細かい演技も見ることができました。
愛、喜び、失望、悲しみ、怒り、いろいろなものが彼らの中をいきまいているのでは・・・そんな炎のような舞台でした。特に向井君は、今まで人前に出すことがなかった怒りの感情やキスやベットシーンまで出すことになり、アダム以上の苦痛だったのでは・・・と。
 でも、この経験が彼を成長させているような気がします。

あの酷評された映画をここまでの舞台に持っていった4人、そして、スタッフの努力に、改めて大きな拍手を送りたいです。

ラスト・・・たぶん、あれはアダムの死を意味していたんだと思います。

そして、立ち上がったとき、まだ、向井君の頬は涙で濡れていました。拍手をしても、まだ、役から抜け出ていない感じ。いったん楽屋に戻って、何か監督から言われたのでしょうか、次に出てきたときは、やや笑っていました。たぶん、いい舞台だと言われたんじゃないかと思います。20日の夜の回はスタンディングオベーションが起こったとか。その場にいたかったですね。




さて、今回の座席の構成です。
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さて、2回目大阪で見るときのために、うろ覚えながらをメモしました。
好きな俳優さんが出ていると、こうやって劇の構成を反芻するのが楽しいですね~。

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 自分的につぼだったのは、ジェーンと関係を持ってから、フィルにあったとき、サンドイッチにぱくついているアダムが大好き。いったん袋にしまうけど、最終的にはほとんど食べてしまってましたね。私、人が食べてるところを見るのが好きなんですニコニコ

 次回は大阪で二階席の3列目からの鑑賞になります。どんな感じで見ることになるでしょうかね。

ではでは。