世の中には劣等感やコンプレックスに悩まされている人が思っている以上にたくさんいると思います。
じゃ、なんで他人より自分が劣っていると感じるのか。自分のこういうところが嫌いと感じるのか。
理屈はとても単純明快で、「自分と他人を比較する」からなんですね。
まぁ、仕方ないです。自分一人で生きているなら比較する人がいないので、劣等感もないでしょうし、コンプレックスを感じることもないでしょう。でも、少なくとも日本には赤ちゃんからご老人まで老若男女、1億2000万人も人が住んでいるわけですから。
でも、1億2000万人すべての人と自分を比較しているわけじゃないんですよね。その中の一部。例えば、大企業の一部署であれば、100人くらいはいるんでしょうか。その中のさらに自分の身の周りにいる10人とか20人とかっていう単位の人と自分を見比べているはずです。自分の友達でもいいでしょう。でも、よっぽど社交的で日本全国どこにでもお友達がいるって人じゃない限り、せいぜい10人以内に収まる人数なはず。
人口比率から考えると、1200万分の1くらいの人と自分を比較しているわけです。
そう考えると、他人と自分を比べるのアホらしくなりませんか? 自分の周り以外でも1200万人の人がいて、そんな大勢の人たちと自分を比較することはあり得ないじゃないですか。
とは言え、1億2000万人の人をいつも相手にしているわけじゃないので、アホらしいと言われても「だってしょうがないだろう」となるでしょう。
そういう時は、自分が劣っていると感じていることを、他人の立場からも見るようにしてみるといいです。
自分以外の他人って、自分が思っている以上に自分のことをまったく見ていないことがほとんどです。
だから、仮に友達にでも「実はこんなことに劣等感があるんだよね」とカミングアウトしてみるとわかると思います。おそらく「あ、そうなんだ」で始まって、きっと友達が「実は自分も〜」と自分の話をし始めること請け合いです。
自分の中ではものすごく大きく感じて、それを感じるのが辛くなる劣等感やコンプレックス。
でも、それを外から観察しているはずの自分以外の他人は、実は話のタネにもならない程度の認識しかしてないんです。
と思うと、いよいよアホらしくなってきますよね。なんでそんなことに悩まなきゃいけないんだ、と。
でも、それでいいんです。それが自分の中にある劣等感やコンプレックスから解放される第一歩になるから。