CGMで起きている2つの原理の対立とは、アナーキズム原理とコントロール原理の対立です。
ネット上の表現行為は過剰に規制すべきではないというものがアナーキズム原理。
管理者が強い権限をもって、ネット内に秩序をもたらそうというがコントロール原理です。
たとえば多くのひとが利用しているSNSにmixiがあります。様々なコミュニケーション機能を持ち、
多くの人が利用する人気サイトです。
しかし便利なサイトである一方で有害な情報が発信されていることが問題になっています。
管理者が強い規制をもって、このような情報を削除するという対処方法が考えられますが、
実際には情報量が多すぎて有害情報に完全対処することは不可能ではないかと思います。
また一方でアナーキズム原理を優先した考えがあり、
あまりに強い規制をしてしまうと言論の自由が達成されないという問題が出てきます。
私は利用者が情報リテラシー、情報モラルをもって自主規制をすることが重要なのではないかと考えます。
実際に法的に有害であるが違法ではない情報とされるものが多いですから、私たちが自分たちで規制をしなければなりません。
自由な情報発信ができるようになった今日では、ネットユーザーの情報リテラシーの向上が大きな課題です。
ネット利用者ひとりひとりがよりよいネット社会を考えていくことが大切です。