川上未映子著
二度続けて読みました。
一度目はストーリーを追って。二度目はコジマと百瀬の理論展開についてを重点的に。
いじめられている僕とコジマは、いじめられているのではなく、いじめを受け入れている。そしてそれを受け入れる事に意味がある。いじめてる二ノ宮や百瀬にその意味を解らせるために受け入れているんだと。意識を変える事により、いじめてる側よりもいじめられている僕とコジマの方が精神的優位に立つ。宗教的な事をコジマは言う。
百瀬は世の中の出来事は善悪よりしたいかしたくないか、出来るか出来ないかの違いがあるだけ。どれだけ自分のしたい事を出来るように社会に対し力があるか。社会はその力のバランスで出来ている。と哲学的な意見を言う。
僕はコジマと会う事により安らぎやほのかな恋心を感じるが、コジマが宗教家然としてきて距離を置くようになるが、百瀬との話しがあってから再びコジマに会いたいと思うようになるが、、、
終わりのほうではコジマと百瀬がダブッて混乱する僕がいる。
とてもとても重いテーマで考えがまとまらない。読む度に違う見方が出来そうです。
そして最後の明るさ、希望。涙が出そうだった。
ベローチェで泣いてどーする
