日本人と中国人 集英社文庫 ブックオフで100円
この本の解説を見ると昭和46年刊行とある。またえらく古い本を買ったものだ。カバーの解説に『洗顔の時、日本人はタオルを動かすが、中国人は顔の方を動かす』と書いてあった。僕の経験からいってその通りだと思った。なぜだか知りたくて買った本です。
この本の前半はナルホドと思う事たくさん。特に殺と鬼の字から受ける印象は日本と中国では全然違うといった事は日本人ではわからない事かもしれない。でも本を読み進めるうちに?っと思う事がたくさん出てくる。例えば『中国人は説得主義』という主張の具体的な例として『文化大革命は大がかりな説得運動』だって。そんなものじゃないだろう。毛沢東の独裁恐怖政策にほかならないだろう!説得と洗脳は違う!これは昭和46時年という時代がそう書かせたのか?
また顔とタオルの説明として、日本人は『実を取って名を捨てる』『能率主義の軍事的集団員』であると言っている。例として『天皇皇万歳が一夜にして民主主義であり、鬼畜米英は、一転してハローになった』としている。戦前戦中の軍国主義のたがが外れただけだと思うのだが?中国人は『名を取って実を捨てる』と言っているが、今の中国の体制は共産主義の名を取って資本主義の実も取っているのではないか?
タオルという物が実で顔が名というのも変だし中国人は名をいそいそ動かしてるのにほかならないと思うのだが?
陳舜臣の本は初めて読むが、この本の論調は作家本来の物であるか、あるいは時代がそう書かせたのか?