嶋田さんは親族の女性(母、姉妹等)と、とても仲が良かった。


信頼していたし、大事な存在だった。


行方不明になる直前、嶋田さんは挫折を味わった。


こつこつ頑張っていたもの、積み重ねていたものが崩れていくような耐え難いものだった。


心の支えにしていた親族の女性にも、厳しい言葉をぶつけられてしまう。


こんな自分を知られてしまってガッカリされただろうか。恥ずかしい。消えたい。


そして自らの意思で家を出ていった。


家を出てから、路頭に迷いそうな彼を助けてくれた人は何人かいる様子。


ツテを頼りに暮らしている。


今はまだ心を閉ざしているが、ゆくゆくは家族とも和解したいと思っている。


生存の可能性は高い。