1997年12月7日午後12時ごろ、北海道札幌市清田区の中学3年生・藤原浩さん(当時15歳)が、自宅から出かけたまま行方不明になった。

この日は日曜日で学校が休みだったため、浩さんは午前10時に起床。「笑っていいとも増刊号」を見ながら、朝食の菓子パンを食べた。その後、母親に「ちょっとゲーセンに行く」と言い残し、自転車に乗って家を出たが、そのまま帰宅しなかったため、家族が警察に届け出た。

浩さんの同級生が、藤原さん宅から約50メートル離れた市道にある交差点を自転車で走っている浩さんの姿を見かけたのが最後の目撃情報となっている。警察は浩さんが家出をする理由が見当たらないことから、事件や事故に巻き込まれた可能性が高いとみて捜査を開始。しかし付近で交通事故(ひき逃げ)などを思わせるような痕跡や、不審な物音を聞いたという証言はなかった。

浩さんは真面目な性格で、素行不良な生徒との付き合いもなかったと思われる。藤原さん宅は一戸建ての並ぶ住宅街。行方不明者を取り扱うテレビ番組でも浩さんの情報について放送されており、宗教団体に連れて行かれたなどの説もあるが、現在も浩さんの行方は分かっていない。



誘拐事件の可能性がある。


犯人は中年男性、浩くんも知っている人物。


目的は、身代金などお金になると考えての誘拐だった。


計画性はなく、その日偶然浩くんを見掛けた。浩くんが少し困った状況に陥っていたため、犯人は助けるふりをして誘拐。


しかし相手は15歳の少年。未成年だが小さな子どもではない。


脅したり、暴力で押さえつけるも上手くいかず、犯人は逃走。


浩くんは山に置き去りにされ、自力でどうにかできる状態ではなく

そのまま現在に至っている。