2016年11月24日午後11時半ごろ、山口県下関市内で広島大学4年生の水口伶太(りょうた)さん(当時22歳)が行方不明になった。
伶太さんは広島市内で1人暮らしをしており、行方不明になった当日のお昼ごろ、自ら大学とアルバイト先に休む旨の連絡をしていた。その日の午後11時半ごろ、母親の小百合さんが伶太さんに電話をかけたところ、何度目かの通話で出た際に「生きてても仕方ない」と言いながら泣きじゃくっていたという。小百合さんは伶太さんを落ち着かせようとしたが、その後携帯がつながらなくなり、音信不通になった。
行方不明になる直前、伶太さんは山口県下関市内の公園で「彼女と別れたので死にたい」と1人の友人に相談していた。行方不明になる14日前の11月10日に、5年間付き合った交際相手と別れていたという。
小百合さんは警察に行方不明者届を提出。数日経った12月2日、免許証や保険証、学生証などが入った伶太さんの財布が下関市垢田(あかだ)地区にある人工島で見つかった。しかし所持していたはずのカバンや携帯は見つからなかった。業者に依頼してパソコンのロックを解除してもらったが、遺書らしきものも見当たらなかった。その後、海上保安庁や下関から近い九州方面の警察に問い合わせたが、手がかりはなかったという。
伶太さんは広島市内で1人暮らしをしており、行方不明になった当日のお昼ごろ、自ら大学とアルバイト先に休む旨の連絡をしていた。その日の午後11時半ごろ、母親の小百合さんが伶太さんに電話をかけたところ、何度目かの通話で出た際に「生きてても仕方ない」と言いながら泣きじゃくっていたという。小百合さんは伶太さんを落ち着かせようとしたが、その後携帯がつながらなくなり、音信不通になった。
行方不明になる直前、伶太さんは山口県下関市内の公園で「彼女と別れたので死にたい」と1人の友人に相談していた。行方不明になる14日前の11月10日に、5年間付き合った交際相手と別れていたという。
小百合さんは警察に行方不明者届を提出。数日経った12月2日、免許証や保険証、学生証などが入った伶太さんの財布が下関市垢田(あかだ)地区にある人工島で見つかった。しかし所持していたはずのカバンや携帯は見つからなかった。業者に依頼してパソコンのロックを解除してもらったが、遺書らしきものも見当たらなかった。その後、海上保安庁や下関から近い九州方面の警察に問い合わせたが、手がかりはなかったという。
伶太さんは誘拐や事件に巻き込まれた訳ではなく、自分の意志で失踪している。
理由は家族、仕事やお金のこと。ずいぶん長い間悩んでいた様子。
常に心は重く、精神的にいっぱいいっぱいだった。
でもここには好きな彼女もいるし、まだ大丈夫…耐えられる。
そう思っていた矢先、失恋してしまった。
絶望を感じた伶太さんは、自ら失踪することを決意。
人生を変えたい。
悩んだり、憂いたりする自分は捨てたかった。
じさつするための失踪ではなく、新しい人生を生きたいと思ってのこと。
怜太さんは時間とともに少しずつ心は癒され、様々な悩みからも解放されている。
家族に対してはまだ抵抗があるようで、自分から連絡をすることは難しい。
縁のある地から遠く離れた場所にいる。