女優、竹内結子さんが2020年9月27日午前1時50分頃、東京・渋谷区の自宅マンションで首をつった状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。40歳だった。遺書は見つかっていないが、警視庁渋谷署は現場の状況から自殺とみている。
竹内さんは長い間思い悩んでいた。
子供たちは大好きだし大事にしたい、仕事もしたい。キラキラ輝いていたい。
思い描く理想に向かって、まっすぐに進んでいきたかった。
それなのに上手くいかない。
一体何が原因なのか、自分でも分からない。
それでもなんとかやっているうちに、自分には実現できないと決定的に分かってしまう…そんな出来事があった。
心がひどく傷つき、ボロボロになった。もうダメかもしれない。立ち直る方法が浮かばない。
しかしそんな顔は見せられない。表面上は今までと変わらない、完璧な竹内結子を演じた。
その日もいつも通りの1日のはずだった。
なんとなく、本当に気の迷いで行動を起こした。
こんなの竹内結子らしくない。
そう思いながら、でもこれで何かが変わるかもしれないという期待があった。
たくさんの葛藤はすべて精算され、世間には弱い自分は出なかった。
元気でキラキラした竹内結子だけが残った。そのことに満足しているし、安堵している。