2016年2月15日朝、太平洋の米領グアム島で、徳島県在住の日本人男性・森本豪雄(もりもと・ごうゆう)さん(当時70歳)が行方不明になった。

地元メディア「パシフィック・デイリー・ニュース」によると、森本さんは同年1月30日からグアムに滞在。当初は2月13日に日本に帰国する予定だったが、健康上の理由で出発を18日に変更していた。

18日に滞在先のホテル「ホリデー・リゾート・アンド・スパ・グアム」をチェックアウトすることになっていたが、部屋にはパスポートや所持品が残され、森本さんの姿はなかった。15日朝にホテルのロビーで見かけたのが最後の目撃情報となっている。



森本さんは憂鬱な気持ちだった。


旅行のスケジュールが狂ったこと、予定通りに物事が進まないことが嫌だった。


日が経つにつれて心がささくれていった。


そんなとき、対人トラブルを起こしてしまう。


きっかけは些細なことだったが


お互い1歩も引かず、険悪な雰囲気になった。


このままでは埒が明かないので、森本さんから引き下がろうとした。


しかし相手は頭に血が上っていたため、冷静さを失っていて

執拗に絡み、行く手を阻む。


森本さんはうんざりして適当にあしらい、ホテルに戻ろうとした。


相手はその態度にも腹が立ち、思わず手を出してしまった。


倒れて気を失った森本さんを見て、犯人は慌てて逃げた。


人気のない場所のため誰にも気付かれず、森本さんはそのまま息を引き取った。