2010年(平成22年)8月21日、山形県尾花沢市の銀山温泉近くで、栃木県栃木市都賀町の会社員、髙岩信一さん(当時42歳)が散歩に出掛けたまま行方不明になった。

髙岩さんはこの日、家族ら3人と銀山温泉を訪れていた。夕方になって「近くの神社に行く」と言って出掛けたが、夜になっても戻らなかったため、家族が警察に届けた。

山形県警尾花沢署などは22日から本格的な捜索を開始。温泉街周辺を1週間ほど捜索したが、髙岩さん発見につながる手掛かりはなく、現在も行方は分かっていない。



高岩さんは悩みを抱えていた。


家族で旅行に来たものの、気分が晴れず

少し1人になりたくて散歩に出ることにした。


神社に行くと言ったのは口実で、実際は目的地がある訳ではなく

あれこれ考えを整理するために歩き回っていた。


そうしてるうちに道をはずれていることに気づく。


どこをどう間違えたのか


気の赴くまま歩いていたのでどこまで戻ればいいか分からず、またひたすら歩き続けた。


そうするうちに日も暮れてしまい、焦った高岩さんはさらに迷い込んでしまう。


生存の可能性は低い。