2018年5月2日午前2時25分ごろ、群馬県警捜査2課の警部補だった高崎市新保町の宮腰大(当時37歳・懲戒免職)が群馬県嬬恋村大笹の商店の裏口から窓ガラスを割って侵入し、現金1万円やビール券30枚を盗んだ後、警察官に体当たりして逃走した。宮腰は近くの民家で軽乗用車を盗んで逃走したとみられる。
しかしそんな日常を覆してしまう出来事が起こった。
特に家庭内で争いが絶えなくなり、原因は自分であることも分かっていたため、どうしようもなかった。
家庭も仕事も上手くいっている自分、が好きだった犯人は自暴自棄になっていった。
ひとつバランスが崩れると、全てがダメだと思うようになった。
もうどうなってもいい。全部壊してしまえ。
ついに犯罪に手を出してしまった。
これでもう仕事もできない。全てが終わった。
絶望とともに、からっぽになってしまった自分も意外と悪くないと思った。
上手く逃げ続け、今では仕事も見つけ女性と暮らし、それなりに楽しく生きている。